広島カープ優勝おめでとうございます。
あ、別にカープファンではないのですが・・・
重松清(流星ワゴンとか)の「赤ヘル1975」を読みマスタ(`∇´ゞ

1975年は、広島カープが初優勝した年。ついでに、赤いカープカラーが
始まった年、今では常識の「赤ヘル軍団」(当時は「赤ヘル集団」とも)
って言葉が生まれた年でもあるんですね。
それまで、貧乏で弱くて・・・つでに、ファンが荒っぽい。
プロ野球のお荷物球団とまで言われた、広島カープが初めて優勝に上り詰める
そんな1年を、地元広島の男気ある野球少年と、親の仕事(といっても、怪しい仕事)で東京から転校してきた少年との、心のふれあい。
それに、1975年は、原爆投下から30年。
すでに、30年経った・・・とも言えるし
まだ30年しか経っていない・・・・とも言える年で、
まだまだ、原爆体験した方々が現役世代だったころ。
小説の中で、地元の少年が転校生に、「よそもんが、原爆の事を語るな!」と
激怒するシーンがあるのですが、広島の方の原爆の思い・・・。
原爆だけでなく、空襲で亡くなった方々の思いも語られ・・・なんとも。
広島カープが、なぜに、市民球団といわれるのか・・・
カープファンでなくとも、今回のカープ優勝をお祝いしたくなる
そんな小説です。