毎度お世話になっております。ぴょん太です。
 12月10日(水)掲載分の記事からピックアップします。
 本日もはりきって参りましょう!


▼第26号のコンテンツはこちらです

1. 食卓大変動 「食MAP」にみる消費実態

2. 団塊、趣味の出費旺盛 家庭菜園・日曜大工を再開

3. 全料理399円以下の居酒屋 省力運営を徹底 若者需要に照準




1. 食卓大変動 「食MAP」にみる消費実態


 相次ぐ食品値上げに加えて、食の安全を巡る問題も頻発した2008年。家庭の食卓は大きく変化し、その動きはPOS(販売時点情報管理)では捕捉がますます難しくなった。

■ 「米飯のおかず」選択基準

 卵は8月からブランド商品の値上げが始まり、販売が伸び悩むものが多いが、食卓ではすべての卵メニューが減少したわけではない。
 「卵焼き」と「目玉焼き」は登場数が増えた。小麦製品値上げによるコメ回帰を受けて、ご飯のおかずになるお手軽メニューとして存在感を高めた。半面、単独でおかずになりにくい「ゆで卵」は減った。

■ カップめん値上げの代替需要には商機

 1月に値上げされ、販売減に歯止めがかからないカップめん。収入400万円未満世帯ではカップめんと入れ替わる形で、袋めんや生ラーメンの購入頻度が前年比で上昇し、代替需要がはっきり顕在化した。さらに調査品目を広げると、レトルトカレー購入数が急増した。
 レトルトカレーは今年8月まで大きな値上げはなく、カップめんの代替需要をうまく取り込んだ。生活防衛意識が強い世帯ほど購入品目のスイッチは早い。この動きに遅れず商品展開や販促をタイムリーに行えば、節約志向を逆手にとった拡販も可能だ。

■ 相性より流行

 商品不祥事の頻発、メタボリック(内臓脂肪)症候群の特定健診の義務化、バナナダイエット大流行――。その動きに反比例して食卓登場度を落としたヨーグルト。昨年までバナナなど果物とヨーグルトの相性の良さが受け、同時に食べられる比率が高かったが、「バナナ単体を食べる」ことが強調された今年のダイエットブームで一気に食卓での登場機会を失い、ブーム一巡後も回復の気配がない。
 ブームなどへの迅速な対応は大切だが、景気後退局面では、販売数量を減らすダメージは大きい。ブームの内実を見極める目が従来以上に、重要さを増している。

■ 一点豪華? 焼肉

 節約志向の強まりだけでは説明できない現象。「焼き肉」が前年比6%食卓登場数を増やし、主菜で16位に食い込んだ。
 外食などを控える分、ハレの日には家庭での一点豪華主義に走る消費者も増えている。
 景気後退でも、タイミングを捉えた売り場作りや販促提案によっては販売を拡大できる商品はある。小売店や食品メーカーが価格対応ばかりに気を取られると、商機を見逃しかねない。

<ぴょん太のつぶやき>
 POSの限界を示す一例ですね。販売実績を把握することはできるかもしれませんが、「どのように使われているか」までは捉えることができません。結局は人為的な調査だったり、洞察力が必要になってくるのでしょう。それができて初めて消費者の潜在意識に訴求できる販促・提案ができると言えると思います…




2. 団塊、趣味の出費旺盛 家庭菜園・日曜大工を再開


 団塊世代の大量退職が始まって二年目の年がもうすぐ終わるが、団塊男性は定年後に家計は引き締めつつも、趣味への出費意欲は旺盛。
 団塊世代は今年、59―60歳になる。日経産業地域研究所では昨年10月に続いて今年10月、全国のすでに60歳定年になった男性を対象に「第二回定年団塊の消費実態調査」を実施。回答者は定年後二年目とに一年目の計438人。
 家計を引き締めている人に引き締めている費目を尋ねると、外食が72.1%で最も多く、「衣料・服飾雑貨など」が59.5%で次いだ。
 現在、趣味にしている割合が76.5%と最も高い国内旅行では、定年前より7.3ポイント増えた。これに次ぐパソコン(68.8%)は12.1ポイントと二ケタ台の増加。海外旅行も6.1ポイント増え、40.9%となった。旅行は定年退職の記念消費としても人気。
 定年前に比べた増加幅が最も大きいのは「家庭菜園や農作業」で12.2ポイント増え、21.5%となった。パソコンの12.1ポイントが次ぎ、三番目は「ガーデニング(園芸)や日曜大工・庭いじりなど」で11.0ポイント増え、29.6%となった。
 かつてやっていた趣味を定年を気に再開する動きも広がっている。再開した趣味を尋ねたところ、定年二年目では「家庭菜園や農作業」をあげる人が7.7%で最も多く、「園芸・日曜大工・庭いじりなど」「アウトドアスポーツ」もそれぞれ4.5%であった。
 こうした経験のある趣味の再開は、リカレント市場と呼ばれ、余暇需要の掘り起こし策として注目され始めている。消費者の”参入コスト”が低く、新規顧客の開拓よりは費用対効果が高いからだ。
 世界的な金融危機と景気減速の中で、趣味を続ける場合も、コストをかけない楽しみ方の提案が今後、求められよう。

<ぴょん太のつぶやき>
 団塊の世代が今後暮らすマーケットは退職金マーケット、遺産相続マーケットを合計すると百数十兆円とみるデータもあるほどです。いくら景気低迷とはいえ、このような巨大市場に対して企業が手をうたないワケにはいきません。一方、現在は「アンチエージング」ではなく、「ポジティブエージング」というように加齢を前向きに捉え、より充実した老後を過ごそうという風潮があり、消費者側も自己実現欲求は旺盛です。需要と供給が巧くマッチすれば膨大な相乗効果が得られること請け合いでしょう…




3. 全料理399円以下の居酒屋 省力運営を徹底 若者需要に照準


 いざ革「東方見聞録」の三光マーケティングフーズは、食事メニューを399円以下にそろえた低価格業態を手がける。
 店舗名は「熱烈酒場 金の蔵ジュニア」。食事メニューは約100種類を用意し、価格はすべて399円以下に設定。おつまみなど小皿料理のほかに、ごはんやめん類も割安な価格帯でそろえた。アルコールは85種類。客単価は約2800円を想定する。
 金の蔵ジュニアは同社が出している「黄金の蔵」の低価格店と位置づけ、「盛りつけ量を少なくしてもワンコイン価格にして値ごろ感を出した」(同社)とする。
 黄金の蔵より個室や客席数を50席程度少なくして、従業員が少なくても効率よく接客できるようにする。ペン型のセルフ注文端末の導入も検討し、人件費の削減効果などを見て運営基盤を確立させて、来年には多店舗展開をめざす。




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