毎度お世話になっております。ぴょん太です。
 いよいよ年の瀬も迫ってまいりました。本メールが今年最後の投稿になるかと思います。宜しくお願い致します!
 本日は12月24日(水)+12月26日(金)掲載分の記事からピックアップします。

▼第31号のコンテンツはこちらです

1. オフタイム優雅に使う 2009年は「朝」「深夜」狙い目

2. 節約志向対応 巧拙の差顕著

3. ユニクロ一人勝ち 機能と価格両立

4. 海外勢明暗 H&M長蛇の列 ブランド品失速




1. オフタイム優雅に使う 2009年は「朝」「深夜」狙い目


 大人のオフタイムというと、仕事が終わった後の夕方以降か休日というイメージがあるが、これから注目なのは「朝」と平日の「深夜」である。
 ミシュランで星を獲得したホテルのレストランでディナーを食べれば予算は一人3万円前後。しかし、朝食ならば3千円台で楽しめる。朝食だからといって、サービスの低下はない。
 健康管理のため、または時間の有効活用のためにと、早起きや朝時間が注目されている。だが、これからは朝を優雅なオフタイムととらえたい。夜の外食サービスは低調だが、料金が手ごろでヘルシーな「朝」は、これからの成長分野である。
 もう一つのキーワードが「深夜」。これを代表するのは、宿の「ミッドナイトチェックイン」。
 平日、仕事が終わってから出発して、深夜に宿に到着。チェックインして、その夜は寝るだけ。簡単な夜食が用意されていることもある。通常ならば、夕食、宿泊、朝食という流れのところ、宿泊、朝食、夕食という流れになる。
 一日だけだと家でダラダラ過ごしたり、せいぜい買い物に出かけたりするぐらいで終わってしまう。このプランならば一日だけ友人と休日を合わせれば、旅館で温泉と食事をゆったり味わうことができる。
 大人がオフタイムに外に出なくなった、お金を使わなくなったと言われがちだが、それは夕方以降と休日の話。朝や平日深夜はにぎやかになりつつあるのだ。




2. 節約志向対応 巧拙の差顕著


 内食回帰の動きや、ガソリン高で2008年前半に売り上げを伸ばした食品スーパーは、後半に転機を迎えた。流通大手の値下げ攻勢のあおりで、企業間の優劣が鮮明になった。ドラッグストアは大衆薬販売の規制緩和を前に、規模拡大で価格交渉力の向上を目指す動きが相次いだ。
 ライフコーポレーション、マルエツやヤオコーなどいち早く消費者の節約志向に対応した企業は好調を維持する一方、「価格対応に遅れた」といういなげや、エコスは苦戦が目立つ。
 09年6月の薬事法改正で大衆薬の販売規制が緩和され、厳しい状況に追い込まれるドラッグストアは生き残り競争に入った。業績を左右しそうなのが調剤事業。
 マツモトキヨシホールディングスが10月、調剤薬局2位の日本調剤と提携。大衆薬で採算悪化が見込まれるなか、調剤事業の強化に乗り出す企業が増えそうだ。
 ただ薬剤師の常駐が必要な調剤事業は人件費負担も増えるのが難点。スギホールディングスは全店併設を基本とするが、ココカラファインホールディングスは一定の処方箋枚数が見込める店舗だけに調剤室を併設するなど、対応が分かれている。




3. ユニクロ一人勝ち 機能と価格両立


 ブラトップ1500円、ヒートテック1000-1500円と値ごろなため、まとめ買いを誘った。
 11月に中国やバングラデシュの繊維会社の合弁工場を09年以降、バングラに解説する。人件費が上昇している中国に生産を過度に依存する構造を改め、人件費が安く繊維産業を振興するバングラで紡績から生地、縫製まで一貫生産。競争力ある商品を安く調達する仕組みをつくる。




4. 海外勢明暗 H&M長蛇の列 ブランド品失速


 低価格店がヒットした半面、高額商品の売れ行きは急速に落ち込み、明暗が分かれた。 
 H&Mは9月、東京・銀座に日本一号店を開いた。衣料品専門店で米ギャップ、スペイン・インディテックスに続く世界3位の上陸は、予想以上の反響。来店者数は開業初日で約8300人、一週間で5万人を突破。入店まで5時間待ちという日もあり、店前の行列は銀座の新景なった。
 流行を取り入れた商品の大半が1万円以下とあって飛ぶように売れた。11月には若者向けを集めた原宿店も開業。09年は渋谷、新宿、10年に大阪・心斎橋にも開業予定。
 昨年は活況に沸いた高級ブランドは一転、厳しい年となった。仏「ルイ・ヴィトン」。同ブランドの商品を輸入販売するLVJグループ(東京・港)が東京・銀座に2010年開業予定だった大型店の出店計画を撤回した。
 海外ブランドは日本で積極出店を続けてきたが、大手でも日本での売上高は一割近く減少。




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 毎度お世話になっております。ぴょん太です。
 12月22日(月)掲載分の記事からピックアップします。
 本日もはりきって参りましょう!


▼第30号のコンテンツはこちらです

1. 「つもり消費」冬に咲く

2. BD比率8割に 単価下落で急伸

3. ベストのPB家電販売 ビック、独身者向け約10品目

4. カフェ 異業種と連携 機動性高めて多店舗展開へ




1. 「つもり消費」冬に咲く


 雇用不安、将来不安が重くのしかかる年末商戦。しかし、販売現場をよく眺めると、行楽地に行ったつもりで近くの商業施設で遊ぶといった「つもり消費」は堅調。

■ 【レジャー】遊園地のつもりで

 愛知県刈谷市にあるパーキングエリア(PA)「刈谷ハイウェイオアシス」。敷地内には高さ60メートルの観覧車や、800円で入れる天然温泉、特産物売り場などがそろう。
 このPAは一般道からも利用できる。週末になると一般道用の駐車場はほぼ満杯。
 景気が悪いのでトヨタ系従業員の来場が増えるのでは。行楽の通過点にすぎなかったサービスエリア(SA)やPAも商業施設が充実。ガソリン値下がりという追い風もあり、手軽な行楽地として脚光を浴びている。

■ 【ブランド品・高級車】買ったつもりで

 ニューウェル(東京・港)のネットを使った会員制ブランド品レンタル「Cariru(カリル)」。ヴィトンなど15ブランドが借りられる。20代後半―30代女性を中心に会員数は約480人。
 高級ブランドは販売が振るわないものの、所有にこだわらない人が増え、レンタル店はにぎわっている。
 高級自動車も同様。新車販売は苦戦していても希少な自動車のレンタルも堅調。オリックス自動車が7月から東京・六本木の店舗で期間限定で始めた日産自動車の高級スポーツカー「NISSAN GT-R」を貸し出すサービスは1日35000円。抽選になるほどの盛況ぶり。

■ 【豪華婚】挙げたつもりで

 レック(神戸市)が運営する「小さな結婚式」。シャンデリアなど高級感のある式場で、福岡店は三角の天井を持つチャペルのような作りだが、十字架はない。牧師の変わりに「司式者」と呼ぶ進行役が厳かにたたずむ。神様ではなく参列者に愛を誓う「人前挙式」とし、外部から招く牧師や披露宴を省くことで、料金は衣装レンタルなどをセットして5万5000円からに抑えた。
 小さな結婚式の利用者は、以前は再婚など「訳あり」カップルが多かったが、最近は普通のカップルが増えた。

■ 【ストレス発散】居酒屋のつもりで

 東京・神田の駅前にあるラーメン専門店「日高屋」は、ラーメンを食べずに百円台のおつまみやビールなどを頼み、二時間いて3500円ぐらい。居酒屋行ったつもりになれる。
 カラオケを居酒屋のつもりで使う人も増えている。




2. BD比率8割に 単価下落で急伸


 調査会社BCN(東京・文京)の集計によると12月上旬、DVDレコーダーの販売額に占めるブルーレイ・ディスク(BD)対応機種の比率が約8割(79%)になった。景気後退でデジタル家電に減速感が広がるなか、好調を維持している。
 12月第二週の平均単価は9万2300円。けん引役はハードディスク容量が250ギガバイトの低価格モデル。12月第二週で同モデルのシェアは全体の40%を占める。同クラスのDVDレコーダーとの価格差が1万8000円にまで縮まったことも後押しした。




3. ベストのPB家電販売 ビック、独身者向け約10品目


 ビックカメラは1月から、業務・資本提携しているベスト電器のプライベートブランド(PB=自主企画)家電を販売する。春の新生活需要を見込み、一人暮らし向けの洗濯機や掃除機など10品目程度を取り入れる。
 ビックが販売するのは、ベストが2000年から「BiBi(ビビ)」の名称で販売しているPB家電。メーカーと組み白を基調に色を統一。
 ビックはベストのほかにエディオンとも資本・業務提携しており、昨冬からエディオンの一人暮らし向けPB家電「キーワード」を販売している。




4. カフェ 異業種と連携 機動性高めて多店舗展開へ


 中華料理店「大阪王将」を運営するイートアンド(大阪市)はカフェ型店舗の出店の出店を強化する。
 カフェ業態「コートロザリアン」は直営三店舗のほか、フランチャイズチェーン(FC)二店、香港に一店舗運営している。09年春にはカフェ業態のノウハウを生かした「ロゴスカフェ」をオープンする。内装はログハウスのような開放的な造りにし、ロゴスは自社製品の展示やアウトドア生活の情報発信などを手掛け、カフェ運営をイートアンドが担当する。
 11月末にはTSUTAYAのFC店を運営するエイト(大阪府吹田市)と連携。TSUTAYAに隣接して4台の試聴機と8個のイスを設置し、飲食しながら関心のあるCDを聴くことができる。店内には映写機も設置。TSUTAYAで借りられる新作DVDなどの情報を提供する。
 異業種と協力して店舗を開発したり、多様な立地に応じた店づくりをして消費者との接点を増やし、集客力を高める。




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 毎度お世話になっております。ぴょん太です。
 12月17日(水)・12月19日(金)掲載分の記事からピックアップします。
 本日もはりきって参りましょう!


▼第29号のコンテンツはこちらです

1. 弁当バトル熱く オフィス街の成長市場狙え

2. 住宅不況 家電販売に逆風 来年も回復見込めず

3. 食品メーカー 今年も「受験生応援」




1. 弁当バトル熱く オフィス街の成長市場狙


 オフィス街の弁当ビジネスで新たな商機をつかもうとする動きが広がっている。「昼食難民」という言葉があるように、都心部のオフィス街ではOLや会社員らのランチ時のニーズを満たせていないのが現実。

■ 支持集める「ワンコイン」

 外食不況下では、数少ない成長市場だけに、すき間を狙って弁当ビジネスへの新規参入組が相次いでいる。
 東京都千代田区の日比谷シャンテ前の広場と日比谷公園に挟まれたビルの跡地。ランチ時に弁当を販売するカラフルな移動販売車が連なり、弁当屋台村となる。曜日によって販売車が異なり、扱う弁当も変わる。「ネオ屋台村」を仕掛けるのがワークストア・トウキョウドゥ(東京・大田)。
 道路に車を止め、弁当を販売すると道路交通法違反に問われる。ネオ屋台村はそういう業者が法律を気にせず出店できる環境を整える。出店する移動販売車も保健所から車両の許可を得ている。

■ 集客機会求め外食も積極策

 来店を待つだけではじり貧とばかりに外へと飛び出し、集客機会を探る動きが相次ぐ。
 松屋フーズは2007年末に大和証券グループが東京・八重洲に本社を移転したのを機に、高層階のカフェテリアでランチタイムにカギって牛丼や豚丼などの弁当販売を始めた。神田西口店など近隣の5店舗で作り、毎日配送している。
 社員は電子マネー「エディ」が使える社員小を持ち歩き、端末にかざし決済するため、長蛇の列ができることはない。
 普通の店舗は一人では入りにくいが、ここなら気軽に買える。スペースが限られた店舗から飛び出すことで、従来にない顧客層を獲得する利点もある。

■ 機動的出店へ小型化めざす

 弁当専業も新規参入組への対抗策に乗り出している。
「ほっともっと」を展開するプレナスは今夏から、オフィス街で厨房設備を持たない販売に特化した店舗の実験を始めた。
 一例が東京・新川の2店舗。改装して開いた新川二丁目店は従来通り厨房設備を備える。二丁目店で作った弁当を台車で一丁目点に屋込んでいる。いずれの店舗も営業時間を平日の午前11時から午後1時半に限定。
 通常の店舗は70-80平方メートル程度だが、販売特化店は約45平方メートル。都心では賃料や人件費などの負担が小さくない。

■ コンビニも再び上昇基調

 弁当市場で再び主役に躍り出たのがコンビニ。低価格や魚メーンの弁当など品ぞろえの強化で需要が増えた。外食を避け、家で食べる傾向が強まっていることも後押ししている。




2. 住宅不況 家電販売に逆風 来年も回復見込めず


 マンションなど住宅業界の不況が、家電販売に影響を与えている。引っ越しに合わせて家電を新調する人は多く、住宅の販売が減ると家電需要も減る。
 ヨドバシカメラでは最近、テレビや冷蔵庫などの家電製品をまとめて買う人が一年前と比べて1割ほど減ったという。
 不動産経済研究所(東京・新宿)が15日に発表したマンション市場動向によると、2008年の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の発売戸数は計4万2000個前後で、昨年と比べて3割減る見通し。
 「あと3年は回復しないだろう」不動産経済研究所は09年以降のマンション販売をこう見込む。価格の高止まり、金融不況などが複合的に絡んでいるためだ。戸建て住宅も同じような傾向が続くとみられる。
 家電量販店がどんなに値下げやポイントで訴求しても、住宅販売まで盛り上げるのは難しい。この状況で売れる商品は何か。どこに需要が潜んでいるのか。住宅不況は、価格競争ばかりに走りがちな量販店のビジネスモデルに警鐘を鳴らしている。




3. 食品メーカー 今年も「受験生応援」


 食品メーカーが受験生向けの商品に力を入れている。受験生に照準を当てるのは、合格祈願の食品専用の売り場を設けるスーパーが多く話題性も高いため。
 カゴメが代々木ゼミナール(東京・渋谷)の受験生に配布を始めたのは受験生向け野菜飲料「合格祈願これ一本」。購入層に想定する受験生の認知度を高め、販売拡大につなげる。
 同商品は9日に発売し、2月下旬までの期間限定商品。内容も従来商品と変える。ブドウなどの果汁を入れており、脳に必要な栄養分であるブドウ糖を摂取できるほか、腹持ちがよい。野菜飲料市場が縮小する中、すそ野拡大で需要減少に歯止めをかける狙い。
 ポッカコーポレーション(名古屋市)が販売する即席スープ「じっくりコトコト煮込んだスープ」は「コツコツ勉強する」にかけて、勉強中の軽食向けに売り込む。マルハニチロ食品(東京・千代田)が1月1日に発売する「合格ちくわ」は表面に「合格」と焼き印を入れ、健康に良いとされるドコサヘキサエン酸(DHA)を配合。
 卵生産・販売のイセ食品(埼玉県鴻巣市)は今月、ブランド卵「森のたまごうかく」を発売。通常の卵に比べ、DHAを2倍、ビタミンEを9倍含む。合格祈願のストラップが当たる販促を展開。




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