昨日は映画、
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」
を見てきました。モンスターバースシリーズの5作目です。主演はレベッカ・ホール。
前作「ゴジラVSコング」では激しく激突したゴジラとコングでしたが、最後は共通の敵 メカゴジラを倒すために共闘し、なんとなくお互いを認め合うような感じで終わりました。
今作はその3年後という設定です。
注) 以下、おおいにネタバレあり
あらすじ
前作での戦いの後、ゴジラは地上に残り、コングは種族の故郷である地底空洞へと去り、お互いのテリトリーを侵さない限りぶつかり合うことはないと考えられていた。
それから3年。ずっと地底空洞の監視を続けていたモナークでは異常な信号をキャッチ。それを何者かによるSOSと推測したアイリーン博士(レベッカ)は、仲間のバーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)、トラッパー(ダン・スティーブンス)、そして髑髏島原住民の生き残りで娘として育てているジア(ケイリー・ホトル)と共に調査に向かう。
その頃コングは地震で出来た裂け目を通って空洞内のまだ未知の場所へ赴く。そこには死に絶えたと思っていた同種族の猿たちが奴隷のように使役されていた。王のように君臨していたシカーキングと呼ばれる別種の巨猿に戦いを挑むコングだったが負傷して敗北。命からがら逃げ出して、なんとかアイリーン博士らの元へたどり着く。
コングは“最後の手段”としてゴジラに助けを求めるため地上へ出る。果たしてゴジラの反応は・・・
といったところ?
先に公開されて大ヒットした「ゴジラ-1.0」とはまったく違うテイストです。
「-1.0」では人間ドラマに重きを置いていましたが、この「ゴジラ×コング」は逆に、人間ドラマの部分は極力少なくして怪獣同士のバトルを中心に描いています。その怪獣も、ゴジラ、コング、スカーキングの他に何体も出てくるので怪獣ファンには見応え十分でしょう。
ただ、前作「ゴジラVSコング」では、ゴジラとコングそれぞれにそれを理解し支援する人間がいて、両雄が並び立っていましたが、今作ではコング側の人たちしか出てこないので、どうしても「コングが主役でゴジラは脇役」というふうに感じられてしまい、その点がイマイチだったかな~と思いました。人間ドラマの部分を削ったせいですかねぇ?
また、コングの負傷した腕に、モナークで開発していたアーマーの試作品を装着し、そのアーマーで戦うのですが、それも「どうなんだろ?」って思いましたねー。そもそもなんでモナークがそんなものを開発していたのかも謎だし(笑)。
とまあ、ツッコミどころもあるんですが、とにかく迫力は満点なので、深く考えずに楽しむには十分面白い作品だと思います