息子に「おやじは最近元気にしてるの?」と聞いてみた。
(2人はLINEでやり取りしているので)
「うん。こないだ『また一緒に阪神戦見に行こう。チケット調べてるから』って言われた」と。
でも、今後、スポーツ観戦の誘いは断るつもりだという。
理由は「おやじは足がどんどん悪くなっていてあぶなっかしいから。
あんな狭い観客席でトイレに立つ時とか、つまずいて転んで怪我されたらと思うと怖い」と。
確かに…。
私が最後に会った去年の秋も、
足を引きずるようにして歩くのが気になってたんだけど、
息子いわく、今や「自転車にも乗れない、乗ってないと思う」。
……。
5年半前、脳梗塞で倒れた後、
1カ月半の急性期入院を経てリハビリ病院に転院した時には、
左の腕や手の指には軽い麻痺が残っていたものの、
足腰はほとんど普通で、転院当日、個室でふざけてジャンプする様子を私が動画に撮った。
その後、リハビリ放棄によって、
さらに、一緒に暮らしてた頃の様子から容易に想像できるけど
身体を起こしていないとできないことをやる時以外は、
常に横になってゴロゴロする生活によって、ここまで堕ちてきたわけだ。
考えると気が滅入る。
考えないようにすることによって、私自身は平気でいられるけど、
息子の気持ちを思うとやっぱり滅入る。
自ら好んで”緩やかな自殺”を図ってきた本人が1人で、
全てのネガティブを被ってくれればいいのに。
今年の阪神は情けない成績で、試合見にいきたいって感じにもならないから
とりあえずいいってことにしとこう。
全くそういう問題じゃないけど。