プロ野球がシーズンオフに入ったらDAZNも一時休止することだし、

アニメや映画がたくさん見られる動画サービスに入ろうよと、

2カ月くらい前から息子にせがまれていました。

 

息子は晩ご飯の時に、

SpyFamilyや文豪ストレイドッグス、東京リベンジャーズ、

一時はハイキュー!!なんかをAmazonPrimeで楽しそうに見てた(る)のですが、

もっといろんなのを見たいと言うし、

私もAmazonPrimeで見たいやつはほぼ見尽くしたので、

そろそろ本気で他のサービスを検討しようかなと。

 

息子はディズニープラスがいいと言うのですが、

せっかくだから無料お試し期間があるやつを見てみようということで、

今日、晴れてU-NEXTを契約!

私は断然、かつてお気に入りだった国内ドラマが見たかったんです。

タイトルをすぐ思い出せるものだけでも

「昨夜のカレー、明日のパン」「徒歩7分」、それから「コントレール」など、

全部ある!嬉しい。

 

でも、ほんとは見るのがちょっと辛い。

どれも、テレビ放映は2015年前後。

小学校低学年だった息子が寝入った後のお楽しみ「ドラマ鑑賞時間」に

元夫と一緒に見たやつばかりだから。

 

当時、私は仕事と子どもの世話、家事で毎日目が回るほど忙しく、

プロジェクトマネジャーだった夫は毎日残業で、帰宅は21時前後でした。

夫の晩ご飯とお風呂が済んだ後、

寝る前の1時間ほど、

息子の布団の側に2人で寝転がって、

撮りためたビデオの中から「何にしようか?」と相談して

1時間半ほど見るのがお約束でした。

寝つきのいい息子は、

テレビの音や、

感想を言い合う話し声なんぞにはぴくりともしない(笑)

 

「うわあ、続きが気になるよなぁ。こんな時間だけど、あと1回分見ちゃおうか?」

「はい、今日はここまで。さあ、寝よう」

この辺は夫主導で決めてもらってました。

当時は何てことない日常の一コマだったけど、

今振り返れば

平和でかけがえのない時間だったんだなあ😿

 

「昨夜のカレー、明日のパン」「徒歩7分」のように、

大事件は起こらない、

登場人物それぞれが心に小さな哀しみや葛藤を抱えながら

淡々と生きる日常を描くドラマが、2人とも好きでした。

安心して見ていられたからかも。

石田ゆりこ主演の「コントレール」はそれらとはかなり趣が違う

ドラマチックすぎるほどの恋愛ものだったけど、

続きを予想し合いながらはまって見てました。

 

 

「昨夜のカレー、明日のパン」は仲里依紗演じる主人公と

亡き夫の父親との2人暮らしを描いたドラマ。

 

 

芸能界に疎い私たちが当時名前も知らなかった星野源が亡き夫を演じ、

遺影と回想で出てきます。

 

「徒歩7分」は田中麗奈演じる職なし、友達なし、彼氏なしの女の子が主人公。

元彼や隣人たちと絡みながら

徒歩7分圏内で完結する超絶地味な日常が淡々と描かれます。

 

ちょっと辛いけど

早速、この2本のそれぞれ初回を見ました。

 

「昨夜のカレー…」では、

夫が死んで7年にもなるのだから新しい恋や暮らしを求めて前に進むべきだと

周りから言われることに違和感を覚える主人公が、

「人は突然死ぬとわかっちゃったから、

怖くて新しい家族なんかつくれない」と言う。

 

「徒歩7分」は、これまた5年も前に

去って行った恋人が新しい恋愛をスタートさせている現実を受け入れられず、

ストーカーまがいのことをしつつ

狭いアパートの一室で

毎日ほか弁を食べ、ゴロゴロ転がって過ごす無気力な暮らし。

 

 

以前これらのドラマを見ていた時には、7年ほど後に、

自分も主人公たちと同じように、

「今当たり前のように隣にいる大事な人」を失って

1人で生きているなんて思いもしなかった。

 

私は2人の主人公のように前に進めずあがいているわけではないけれど、

この悲しみの奥底までは、

絶対に誰にもわかってもらえないという孤独感はきっと同じ。

そんな心持ちで見ると、ドラマの中の食卓や部屋のたたずまい、

登場人物の表情も、以前とは違う趣で心の中に染み入ってくるのでした。

 

夜は息子と、ファミリー歓迎の地元の居酒屋へ。

メニューがすごくたくさんあってどれも美味しいんです。

3人で来る方が、

分け合ってたくさんの種類食べられてよかったんだけどね、と言いながら。

あっという間にお腹いっぱいでした。

これからは、これが私達の”普通”になっていきます。

 

 

 

さて、最低限の家事だけこなして

お友達に会ったり、たっぷりドラマを見たり本を読んだり、

美味しいものを食べたりの4連休が終わります。

明日からまた頑張ります…かったるいなぁ😿