今日、夫は職場の懇親会だった。
海外の取引先のお客さんも出席していたそうで、
「久しぶりに英語が話せて楽しかったわ~」とご機嫌で帰ってきた。
2カ月くらい前にも同様のことがあり、
「トルコのお客さんを接待するから助けてよ」と上司から頼まれ、
通訳として出たと言っていた。
夫は私と出会う前にアメリカ駐在経験があり、英語は得意。
今や障害のため、頭脳集団のエンジニアとしては機能せず、
閑職に回されている。
お客さんと接触する機会など皆無で、
リモートワークの様子を見る限り、いつも居眠りしているか
ネット検索で暇つぶしをしているか。
以前のように仕事の話を聞かされることは皆無だ。
2カ月前の懇親会から帰ってきた時の彼は
「英語で話すの楽しいわ~」と
発症前と同じように生き生きした表情で、
ウザいほどべらべら報告してきた。
(やられたのが脳の右側なので、言語的能力は落ちないらしい)。
人間はやっぱり得意なことをやって人の役に立てる喜びによって
気持ちの張りが得られるんだなあ、
この人も、
ボランティアでもいいからそういう機会をもっとたくさん持てるといいなあと思った。
今日は懇親会だからお酒も出たのだけど、
私との約束を守り1滴も飲まなかったらしい。
帰り道でおしっこを我慢できなくなることがあるので、
当面、家族での外出以外、外では飲まないことにしたのだ。
代わりに握りをしこたま食べたそうで、
大好きなしめさばが出た、中トロがうまかった、アナゴも…と、話が止まらない。
適当に聞き流しておいた。
最近は大人しくしているし、
スクワットやソファにだらしなく腰掛けずにテレビ見るとか頑張っているので
さらにモチベーションを上げようと、子どもの分と一緒に
プリンアラモードを買っておいた。
が、会社でおやつにチョコビスケットを少し食べたというので
「甘い物は1日1回だけ」という約束により、
プリンは明日までお預けにした。
これまたキレることなく、素直に言うこと聞くんだなぁ~(笑)
代わりに今夜もこんにゃくゼリーを食べ、
ノルマのスクワット20回をこなしてご就寝。
いろいろポイント高い日だったけど、
ワイシャツとカーデガンの両方、ボタンを掛け違えたみっともない格好で帰ってきて
かなりの減点。
「それで懇親会出たの?」と聞いたら「上から作業着を着てたからバレてない」と。
「朝チェックした時はちゃんとできてた気がするんだけど、
どっかで服を脱ぐようなことした?」と聞いたら慌てて否定していた。
せっかく私がつけたボタンとボタンホールの糸の目印、
見ないで留めるのはダメだと叱っておいた。