みなさま 『 梅が枝餅(うめがえもち)』 をご存じでしょうか?
福岡県 の大宰府市で 主に売られている
小豆餡をお餅でくるみ焼いてある 餅菓子です
『梅が枝餅』という名前の由来は
~菅原道真が 大宰府へ左遷され 力を落していた時 安楽寺の門の前で
餅を売っていた老婆が 元気を出すように道真に餅をあげ その餅が
道真の好物になり 道真の死後 老婆が餅に梅の枝を添えて
お墓に供えたのがはじまりという説と
別の説では 道真が左遷直後 軟禁状態で食事もままならなかったときに
老婆が 道真が軟禁されていた部屋の格子越しに 餅を差入れた
その時 手が届かなかったため 梅の枝の先に餅を刺して
差し入れをしたのが由来とされ
絵巻にも残っているそうです
この 梅が枝餅は亡き母の大好物で 私も思い出深い大好きなお餅なんです
母の生まれは福岡県 私も幼少期から7歳までを福岡県で過ごしました
その後は東京で暮らしておりました
めったに 九州に帰ることはなかったのですが
帰った際には このお餅を買ってくるのが楽しみでした
私の高校受験前に 帰った時には
学問の神菅原道真が祀られているこの 太宰府天満宮で御祈祷を
受けさせてもらいました
その後 私が旅行などで 九州に行く際は 必ず
この『梅が枝餅』を買ってきてと 母に頼まれたものでした
それも 最後に買ってこれたのは もはや25年以上前のこと・・
東京では 苦労続きだった母 どんなにか九州に帰りたかったことでしょか
それでも 東京で頑張り続けたのは 私のためでした・・
大好きだった 梅が枝餅も 何十年も食べさせてあげなくって・・
今日 娘が 学校の放課後教室で なんとその
『梅が枝餅』を作ってきました
「おばあちゃんが好きだったんでしょう」って 一つ食べずに持って帰ってきてくれました
形は不格好ですが ばあばが大好きだった 素朴な 梅が枝餅そのまんまでした
早速 お仏壇にお供えして ばあばに食べてもらいました
さぞや 喜んでくれたことでしょう
ばあばが天国に旅立ってから1年がたちました
いろいろな思いがありますが
家族そして自分を大切に 前向いて元気にやっていこうと母に改めて誓いました
とりとめのない話で失礼いたしましたm(_ _ )m
