3月27日の青春１８きっぷ旅の続きです。
京都府宇治市の「縣神社」の次にお参りしたのは、近くの小さな神社です。
宇治橋の守り神『橋姫神社』参拝 
縣神社から約280ｍ、徒歩4分の所にある橋姫神社に向かいました。
あがた通りを大鳥居の方向に進むと橋姫神社の幟が見えてきました。
上の画像、赤い矢印が神社への入り口です。
注意しなければ通り過ごしてしまう可能性があります。
瀬織津姫をお祀りする神社です
住宅1軒分の敷地・・・と言った感じの境内です。
お社も小振りな社殿が2つ並んでいました。
左が橋姫社、右が住吉社です。
橋姫社
ご祭神は瀬織津姫。
大祓詞に出てくるあの瀬織津姫です
積穢れを洗い流してくれる神様です。
住吉社
橋姫神社の歴史
大化2年(646年)、宇治橋が掛けられた時に遡ります。
宇治川上流の桜谷に祀られていた瀬織津姫を、橋の守り神として宇治橋の「三の間」にお祀りしたのが始まり。
三の間・・・橋の中央の出っ張りの事だそうです。
元は橋の上の中央にお祀りされていたんですね。
その後、宇治橋西詰に移されます。
明治3年(1870年)の大洪水で流され、明治39年に現在地に社殿が建てられました。
境内にご由緒が掛けられていましたが、少々読みにくい・・・
源氏物語 宇治十帖(一) 橋姫
宇治の地は源氏物語とのゆかりで有名。
こちらの橋姫神社にもこのような駒札がありました。
興味ある方は、検索を・・・
書くと長いですからね、逃げます。
橋姫伝説
ご祭神の瀬織津姫とは関係無さそうな伝説が、この神社には有ります。
それが橋姫伝説です。
あの「丑の刻参り」の原型とされているそうで・・・
その根源は、『平家物語』にあるそうです。
嵯峨天皇の時代、公家の娘さんが夫に棄てられ嫉妬に狂いました。
憎い恋敵を殺したいと、丑の刻に貴船神社で7日間祈念します。
そうすると貴船の神は、姿を変えて宇治川に21日間浸かりなさいと告げます。
公家の娘さんは、髪を5つに結い、顔や体を赤く染め、三脚の鉄輪を逆さにして頭に被り蝋燭を差します。
そして松明の両端に火を点け口に咥え、宇治川を目指し走って行きました。
貴船の神に言われた通り、21日間宇治川に浸かり鬼となりました！
これが宇治の橋姫だそうです。
鬼になった橋姫は、夫や嫉妬の相手、その縁者を殺していきます。
しかし、暴走が止まらなくなり関係のない人たちまで殺してしまう様になります。
・・・・というもの。
「縁切り」のパワースポット！
京都で縁切りのご利益といえば安井金比羅宮が有名です。
が、こちらの橋姫神社も男女の縁切り・酒やタバコ等の悪縁切りで信仰されている神社なのです。
瀬織津姫と橋姫伝説の橋姫とは直接関係ないのですけどね。
橋に祀られた瀬織津姫を橋姫と呼んだのが、伝説の姫と一緒にされてしまったのでしょう。
しかし、積穢れを祓い清めてくれる女神・瀬織津姫の信仰が古くから宇治川周辺に有った！
積穢れ、苦しみや悪縁を流してくれるという信仰が有ったようです。
それに橋姫伝説が加わり、縁切り・悪縁切りの神様となったのでしょう。
現代でもカップルや結婚を控えた男女が宇治橋を渡ると、橋姫が嫉妬で仲を壊してしまうと言われるとか！
結婚の時は橋を迂回して渡ったということもあるそうです。
ある種の運試し的一面な神社
9年振りにお参りして幾つかの記憶が甦って来ました！
今回で3回目の参拝でした！
ご朱印が存在すること。
社務所が開く日があること。
9年前、ネットでご朱印を拝見。
1回目のお参りのとき、社務所は開いてませんでした。
色々調べると、月・水・金に社務所が開いているとの情報を発見。
2回目のお参りは、仕事が休みの金曜日に。
でも、開いてませんでした。
さらに調べると、月・水・金ではなく不定期らしいとのことでした。
社務所が開いていれば、超ラッキーということですね。
お守りやおみくじが無い神社だそうですから、社務所が開いていれば大吉を貰ったようなものです。
閉まった授与所には、年季の入ったグッズのパネルがありました！
今でもこのグッズは有るのか❓
今でも不定期に社務所は開いているのか❓
事の詳細は不明です。
今回もご朱印とは縁が無かったです。
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橋姫神社に失礼をして、宇治橋を渡りました。
次に目指す神社も9年ぶりの参拝となります。
ボチボチとアップします。
宜しければお付き合いください。