こんばんは。
おもち。です![]()
めちゃくちゃお久しぶりになってしまいましたが、先日、「視てはいけない絵画展」へ行ってきました♪
「視てはいけない絵画展」とは
たまたまネットの記事で存在を知ったこの絵画展。東急プラザ銀座で開催されているイベントです。
視てはいけない絵画展
会場:東急プラザ銀座 Ginza Novo 6F特設会場
期間:2025/11/28(金)〜12/28(日)
この絵画展には、人の憎悪や悲しみ、後ろめたさや悲劇的事件など、様々な理由によって視ることを禁じられた作品が数多く展示されています。
「視る」という行為によって絵から受ける影響、負の力、絵の背景にある思いや事情。そういったものに思いを馳せ、想像をふくらませながら絵を眺めると、なぜその絵が「視てはいけない」のか分かるかもしれません・・・。
というコンセンプトのフィクションです。明確にフィクションだと書かれていても、視ている内に現実と混同しそうな、不思議な空間でした![]()
ここにイベントの詳細が載っているので、興味のある方はぜひサイトをのぞいてみてください。個人的には、とてもおすすめです。
異空間のような非現実的空間
会場は東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線のC2またはC3出口からすぐの、東急プラザ銀座6F。本当に地上に出て目の前にありました。が、行き方には少しコツがあって。東急プラザ銀座を見つけたら、長いエスカレーターで3Fまで上ります。その後、東側のエスカレーターで会場へ向かうのですが、私は説明をよく読んでいなかったので違うエスカレーターで向かってしまい、軽く迷子に(笑)
6Fはフロアに出られない作りになっていて、7Fに上がり、さらにそこから下がったら入口がありました
しばらく、どうやってもたどり着けなかったので「視てはいけない」どころか「視えてはいけない」フロアなのか!?と思いました(笑)
写真を撮っていないんですが、入口もひっそりとしていて。周囲の壁に完全に溶け込んだ引き扉だったので、スタッフさんに案内されなければ存在にすら気づかなかったと思います。
下野紘さんによる音声ガイド
入るといきなり作品とご対面、なのですが、この展覧会には音声ガイドが付いてます。入口でもらえるパンフレットに載っているQRコードを読み取るとガイドが聴けるので、音声ガイドを聴きたい方はイヤホンを持参することをおすすめします。
ちなみに、音声ガイドは声優の下野紘さんでした!とっても好きな声優さんなのでラッキーでした♪最近、声優さんが音声ガイドを務めることが増えてますが、声優さんの強みは声色の多さ。
最初の頃、声優さんだと個性が強すぎるのでは?と思っていましたが、さすがは声を生業にしている方。イベントの邪魔をしない、あくまで音声ガイドとしての声に徹していて、とても聴きやすかったです![]()
今回の下野紘さんもそう。私の中で下野さんと言えば「鬼滅の刃」の善逸ですが、当然あんな騒がしい声は出しません(笑)
落ち着いたトーンで、なおかつ、少しだけ不気味で。ホラーではないけれど、何となく怖い気のする、この絵画展にぴったりの声色でした。声で解説を聞くことにより、絵を見るだけでは、解説文を見るだけでは理解しきれない作品の背景や空気感も感じられて、とてもよい体験でした。
ここから先、ネタバレ(写真及び解説)があるので、ネタバレなしでイベントを楽しみたい方はお気をつけください![]()
一見穏やかな絵画に漂う不穏さ
ここから先は、あらゆる種類の「視てはいけない絵」が登場します。いつくかピックアップして紹介しますね。
優雅な昼食の風景・・・?
入って最初に目に入ったこちらの作品は、ある家族が食卓を囲む優雅なひと時を描いているように見えますが、何を食べているのか分からないように黒塗りされています。
塗りつぶさなければならないナニカがそこに描かれていた・・・と想像するとゾクッとしますね。明るい色使いがかえって薄気味悪さを際立たせています。
包装されたまま展示される意味は?
これは「アイリス」という作品。とてもきれいな作品なのですが、なぜかラップのようなもので包まれています。
その理由が解説に書かれていました(影になっていてすみません)。顔料に毒物が含まれているというのは聞いたことがありますが、意図的に使用された、と考えると作品の見え方が変わってきますよね・・・。
「視る」ことをためらう絵画たち
禍々しい円の集合体
こちらの絵は「円」というタイトル。その名の通り、無数の円が描き殴られていますね。黒く塗りつぶされたように重なる大小の円が、禍々しさを感じさせます。いかにも禁忌を連想させる空間でした。
封印された目に宿るのは・・・
これは「自画像」という作品で、この絵画展のキービジュアルにもなっている絵です。目のところにテープが貼られているのが、いかにも「禁視」という感じで、背筋がゾクッとしますね。
見えないと見てみたくなるもの・・・。テープの隙間からちょっとだけ覗いて見ましたが、見えませんでした。よかったのかな?
完璧な形で展示してはいけない絵
この絵は、あまりに危険ということで、あえてバラバラにちぎられた状態で展示されていました。ピースを全て集めたくなりますが、完全体になると呪いを放ちそうなこの作品。まさに呪物といった雰囲気です。
写真にはありませんが、他にも直接視てはいけない作品もあり、箱の中に手鏡を差し込んで鏡越しにご対面した作品も。「直接視る」という行為の危うさを考えさせられます。
視てしまったら、その時は・・・
この作品、とても優しくて美しい雰囲気なのですが、女性の目が鏡になっています。少し割れていたのと距離があったので目は合いませんでしたが、この鏡になった目の中に自分の姿が映ってしまったら・・・と考えると少し怖いですね。
これは「目撃」という作品。本当は赤い文字が画面いっぱいに描かれていますが、それを見てしまうと呪われる可能性があるので、こうして赤い板で遮断されています。横から覗いたら少しだけ赤い文字が見えました。
よく出来てるな〜と思うのが、これは透明な板なので、横から見ても赤い影ができてすべての文字は見えないんです。つまり呪い防止策として、ちゃんと機能してる訳ですね。ありがたいような、残念なような(笑)
額縁そのものが力を持つ作品
この作品は、絵ではなく、額縁そのものが作品。踏むとよからぬ事が起きると言われていますが、壁に飾っても必ず床に落ちているのだとか。運悪く踏んでしまうと・・・。
額縁本体の意思というか怨念というか、そんなものを感じさせる作品。何の変哲もない額縁なのに、背筋がゾクッとしますね。
こちらも絵ではなく、額縁が主体です。御神木から作られたらしく、飾られていた絵に描かれた木は元々緑を茂らせていたのに、見る見るうちに枯れてしまったのだとか。御神木が生気を吸い取ったのでしょうか。
現実世界から隔絶された奇妙な体験
「視てはいけない絵画展」は、空間そのものがどこか、現実世界から隔絶された異空間のように感じました。
薄ら寒い空気。どこからから響く不思議な音。ガラスの向こうに広がる銀座の夜景が、別世界のように見えて、異次元に迷い込んだような感覚に。
空間作りから、「視てはいけない絵画展」の世界観は作られているのかもしれません![]()
フィクション、だけど没入感があり、どこまでが現実なのか境界線が曖昧になる。そんな不思議な空間でした。
まだ会期中なので、気になった方はぜひ、足を運んでみてください
ホラーではないので、怖いものが苦手な人でも比較的楽しみやすいのでは?と思います。
少し不気味で、不可思議で、作品の向こう側に想像を働かせる。心と五感で楽しめる稀有な企画展でした!
会場を出るとエスカレーターホール。急に現実世界に帰される感覚も面白かったです![]()

















