◯公開:1987年
◯制作:イタリア、中国、イギリス、フランス、
アメリカ
◯出演:ジョン・ローン、ジョアン・チェン、
ピーター・オトゥール、坂本龍一 他
◯感想:![]()
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あらすじ![]()
1950年ハルビン駅。
ソ連での抑留を解かれ母国に送還された一人の男がトイレで自殺を図る。
男は薄れゆく意識の中で、幼い頃を思い出していた。
男は清朝最後の皇帝であり満州国の皇帝でもあった愛新覚羅溥儀だった。
感想![]()
3時間40分の長編で観るのに気合いがいりました。
見終わった後は、なんだかどよ〜んとした気分で、この気分から抜けるのにちょっと時間がかかったわ。
ベルナルド・ベルトルッチ監督が溥儀の自伝を元に脚本を書いたそうやけど、史実には重きを置いていないので、創作・脚色された部分が多々あり、だそう。
あと、中国が舞台で俳優さんたちも中国系の人たちやのに、みんなセリフが英語やから慣れるまでかなり違和感もあった。
一人の人間の歴史に翻弄された激動の人生。
閉ざされた世界(城)の中で、時代の波に呑まれながら生きた溥儀の人生が切なくて悲しい…。
成長した溥儀が城内の改革を目指し、辮髪を落とすシーンがよかった。
あと、ラストシーンの玉座とコオロギも。
観光客で賑わう紫禁城に時の流れの無常さと溥儀の人生が哀れに感じた。
ジョン・ローンが素敵。
とても端正な顔立ちをしていて、皇帝の佇まいにしっくりきてました。
ハリウッドから姿を消した後、カナダに住んでる?
中国に戻った?
真偽が定かでない噂がたくさんありますね。
あれだけのスターでありながら出演作品があまり多くないのが残念です。
他の出演作も見たいな。
紫禁城の広大さと音楽も素晴らしかった。










