○公開:2019年
○制作:韓国
○出演:チョン・ウソン、キム・ヒャンギ、ヨム・ヘラン、チャン・ヨンナム 他
○感想:![]()
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あらすじ![]()
長く人権派弁護士として働いてきたスノ。
しかし、現在は父親の借金を抱え、有名弁護士事務所で働いている。
ある日、上司からスノのイメージを利用して事務所の好感度を上げたいと告げられる。
そこで、スノを看板弁護士にする為、とある殺人事件の弁護人を任される。
事件の唯一の目撃者は、自閉症スペクトラムの15歳の少女ジウ。
検察はジウの目撃証言を元に、ミランを容疑者として立件していた。
スノはミランの無実を証明する為、ジウを証人として法廷に立たせようとするが、その障がいから意思の疎通が難しい。
事件当日の話を聞く為、ジウとコミュニケーションを取ろうと努力を重ねるスノ。
次第に2人は心を通わせていき、ジウは証人として法廷に立つが…。
感想![]()
めちゃ良かった〜!
心にグググッとくる映画。
見て良かった!
スノとジウが少しずつ打ち解けていく様子が微笑ましくてほっこり。
しかし、ジウが証人として立った時の弁護側の弁論は、自閉症スペクトラムの特性の極一部だけを切り取って、自分たちに都合よく解釈した偏見に満ちたもの。
ミランある一言で嘘に気づいたスノ。
そこから本当の意味でジウを理解していく。
ジウの夢は弁護士になる事。
その理由は、「人を助けてくれる良い人たちだから」
ジウはスノに質問する。
「あなたは良い人ですか」
あまりにもまっすぐな問い掛けに答えられず、固まるスノ。
このシーンがラストに繋がっていく。
一度、法廷で深く傷つけられたジウ。
再度、証言を求められるけど、母親は反対する。
でもジウは、
「私は自閉症だから弁護士にはなれないと思う。けど、証人にはなれる。」
と、再び法廷に立つ。
15歳の少女が夢を諦める言葉で切なくもあり、真実を伝えようとするジウの強さでもある言葉。
「健常者に見えるよう練習してた」って告白するジウ。
心が痛くなった。
障がいのあるなしなんて、自分の責任ではないし、自分ではどうする事もできないのに。
なんて健気で悲しい努力なんやろ…。
ジウをぎゅっと抱きしめたくなった。
障がいのあるなしに関わらず、誰もが自分らしくいられるといいのに。
ジウを演じたキム・ヒャンギの演技が素晴らしい。
ミランを演じたのは大好きなヨム・ヘランさん。
ジウの学校に現れたミランがめちゃ怖かった…。












