○公開:2022年
○制作:韓国
○出演:ユ・アイン、コ・ギョンピョ、イ・キュヒョン、パク・ジュヒョン、オン・ソンウ 他
○感想:
あらすじ
1988年。オリンピック開催に湧くソウル。
サウジアラビアで運び屋をして稼いでいたドンウクとジュンギは韓国へ帰国。
そこで待っていたのは、正義に燃えるアン検事。
アン検事は、ドンウクたちの走り屋としての才能を買い、前科を消し、アメリカ行きのビザを渡す事を条件に、違法な捜査協力を持ちかける。
感想
おもしろかった。
当時の韓国のレトロな雰囲気は見てて楽しい。
流行りも知れておもしろかった。
アン検事から持ち込まれたのは、前政権の裏金を管理する韓国No.2のカン会長の運び屋となり、情報を探る事。
しかし、真のターゲットはそのもっと上。
前政権の独裁者。
これって名前は出て来なくて「ハゲ頭の…」とか言われてたけど、光州事件とかの全斗煥元大統領。
当時の社会情勢をふんわり織り交ぜてくる。
前半はにぎやかに軽いノリで進んでいたのが、中盤でいきなりシリアスに反転。
韓国の闇が顔を出す。
アン検事が殺されて、全ての罪を着せられるドンウクたち。
ラストのカーアクションはなかなか見応えあり。
最後のエピローグで、お寺にいるハゲ頭のおじさんが頭上を飛んでいく鳥たちにフンを落とされて、フンまみれになってたけど、これもお寺で隠遁生活を送ったと言う全斗煥元大統領…なんやろな。
大好きなドラマ「応答せよ1988」のお父さんが同じ時代設定で、ドラマと同じようなルックスで出演してたのがツボやった笑。
あと、カウチがいい味出してて好き。