○公開:1974年

○制作:アメリカ

○出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、

ロバート・デュパル、ダイアン・キートン 他

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あらすじ鉛筆


父ビトーの少年時代から一大ファミリーを築くまでの物語と亡き父の跡を継いだマイケルのファミリーを守るための戦いと苦悩とが交錯しながら描かれる。



ビトー

1901年。シチリア島コルレオーネ村。

ビトー9歳。

マフィアのドン・チチッオに両親と兄を殺されたビトー。

村の人たちの助けでチチッオからの殺害を逃れ、移民として単身ニューヨークに渡る。


成長したビトーは、街を牛耳るギャングを暗殺した事から人々の信頼を集め、徐々にその頭角を現していく。



マイケル

1958年。ネバダ州。

父の跡を継いだマイケルは、ベガスで大きな成功を収めていたが、さらにファミリーを拡大して行こうとしていた。




感想ニコニコ


冒頭のビトー少年の物語だけで引き込まれた。

幼いビトーの命乞いをする母親に「成長したら復讐しに来る」と断るドン・チチッオの非情さ。

家族をなくし、わずか9歳で移民としてニューヨークに渡ったビトー少年の孤独。



家族を愛し、義理と信頼を大切にしながら、ファミリーの礎を築いていったビトー。

父と同じく家族を大切にするが、ファミリーを守るためには手段を選ばず、結局は家族を失っていくマイケル。



父とファミリーを守り、ラストに最大の報復を見事に実行し、ビトーからマイケルへの世代交代を描いた前作。

パート2では終始、ファミリー内の裏切りがちらつく中でマイケルの戦いが描かれていて、重苦しさを感じる。



父の誕生日を兄弟で祝った昔を思い出す最後のシーンは、マイケルの孤独がよりいっそう際立っていた。



若き日のビトーを演じたロバート・デ・ニーロがめちゃよかった。



成功したビトーは、故郷コルレオーネ村へ家族を連れて帰るが…。

ビトーの物語のラストはなかなかに見事。