最近、「貸株(かしかぶ)」という言葉を初めて知りました![]()
証券会社のサイトを見ていると「保有株を貸し出すと金利がもらえる」という説明があり、
「え、ただ持っているものを貸すだけでお金がもらえるの?貸すってどういうこと??」
と気になって調べてみました。
貸株ってなに?
貸株とは、証券会社に自分の株を一時的に貸し出して、その貸出金利(年率)をもらう仕組みです![]()
たとえば年0.1%なら、100万円分の株を貸すと年間1,000円の金利が受け取れる計算です。
…と聞くと一見お得に感じますが、実際に調べてみるとデメリットも少なくありませんでした![]()
やめた理由①株主優待がもらえないことがある
私が一番気になったのはここです![]()
貸株中は「名義」が証券会社に移るため、株主優待や配当の受け取り権利が消滅する可能性があるとのこと![]()
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原則、優待がもらえるように権利確定日には自動的に貸株が返還されるよう設定することもできるようですが、
東洋経済新報社から提供されるデータを元に設定しているので、必ずしも株主優待の付帯条件に対応しているとは限りません。
との記載が…![]()
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ほとんどの場合は大丈夫で、ただの免責事項なのだとは思いますが、私が持っているのはイオン株。
半期ごとにお買い物金額の3%が戻ってくる優待が楽しみで持っています![]()
この優待がもらえなくなる可能性があるのは本末転倒…![]()
やめた理由②税金の扱いがちょっと複雑
貸株の金利は「雑所得」として扱われ、配当控除の対象にならないし、他の株との損益通算ができないとのこと。
確定申告も必要になる場合がほとんどのようです![]()
(給与所得者で収入以外の所得合計が20万円以下の場合は不要の場合もあるらしい??)
でも
「ちょっとだけ得するけど、税制面で面倒になる」
という印象を受けました![]()
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やめた理由③金利が思ったより低い
SBI証券の場合、イオン株の貸株金利は0.1%前後。
貸株しても、もらえるのは年1000円にもならない![]()
優待リスクと税制面でのややこしい手続きを背負ってまでやるほどではないかな…と感じました![]()
やめた理由④証券会社の破綻リスク
貸株中は株は証券会社の資産扱いになるため、万が一証券会社が破綻した場合、帰ってこない可能性があります可能性としてはすごく低いけど、大きすぎるリスクです![]()
結論︰優待目的の株は貸株しない!
私のように優待目的でイオン株を保有している場合は、貸株設定はしない方が安心だと思いました![]()
貸株はもらえるお金に対して、背負うリスクが大きすぎる![]()
これが2%とかの金利がつくなら全然アリ![]()
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優待や配当をきちんと受け取りつつ、長期でホールドするのが今のわたしに合った運用方法のようです![]()

