毎年、一年の締めくくりの最後のヨガのレッスンは
「五体投地」を行います。
今週はレギュラーレッスンを持たせていただいている
すべてのスポーツクラブとお教室で
「五体投地法」で
皆様と一緒に
一年の「感謝」(ありがとう!!)と「懺悔」(ごめんなさい!!)を感じました
ところで
「五体」ってカラダのどこを表しているのかごぞんじですか?
五体満足・・・などと言われるように
一般的には
四肢と胴体の五体というのが思い浮かべるところ。
東洋医学では
「筋・脈・肉・骨・皮」とされているのですって。
もちろんどちらも間違いではないのですが
もともとの「五体」は、仏教から来ている言葉。
額、両肘、そして両ひざの五点を指します。
その五体を地につけ
大いなる力に自己を投げ出し放下する動作のことを
「五体投地」というのです。
大地に象徴される、すべての生命を育む力に
感謝の心、懺悔の心、下座の心、奉仕の心などを養うこの動作は
本来であれば人間の煩悩の数と言われる108回繰り返し行うことで
浄化されるとされています。
レッスンではさすがに3~4回が限度ですが
(こればっかりやってるのもあきますからねえ 笑)
爪先立ちをしてカラダを上に伸ばすことから (ありがとう!!)
ひざまずき肘をつき、額を地につける動作 (ごめんなさい!!) を
繰り返し行うことで
足の親指に力が入り自然に丹田の強化になります。
それによって
「上虚下実」のカラダにとってバランスのとれたいい状態になるんですね。
あ・・・「上虚下実」これもヨガではよく使われる言葉。
上半身の力(肩の力=大脳の緊張)は抜けているのに対し
下半身(丹田)は気が満ちて充実感のある状態をいいます。
本当に、私にもこの一年・・・・・
有り難うも
ごめんなさいも
たくさんあって
私も、ひとつレッスンが終了するたびに
心がどんどん穏やかになっていったような気がします。
皆様、
今年も一年どうもありがとうございました
良いお年をお迎えください。