ハタ呼吸とも言います。
左右の鼻で呼吸することによって
体内における
陰(月)陽(太陽)のバランスを整えることのできる呼吸法です。
夏が終わりに近づいた残暑のきびしい季節の変わり目。
特に、16年ぶりといわれる「中秋の名月」(満月)を仰ぎ
カラダはいつもより強い月の引力にひっぱられ
なんだかだるい・・・・
なんだかやる気がでない・・・・
カラダが重たい・・・・・
などの何らかの不調を抱えてはいらっしゃいませんか?
深い呼吸はいつなんどきでも
とても大切ですが
体内バランスを取り戻すために
今週のヨガのレッスンでは「片鼻の呼吸」を取り入れています
やり方はこんな感じ。
楽な姿勢で座る。
骨盤は立てて背骨はすっとまっすぐ天にひっぱられるように。
薄く目をとじ心を静かに。
まずは右手の人差し指と中指を眉間(第三の目)にそえる。
次に右手の親指を右の小鼻にあてて
左の鼻だけで呼吸してみる。
今度は薬指を左の小鼻にあてて親指を離し右の鼻だけで呼吸してみる。
どちらの息が暖かいか確認してみて!!
そして、通りが悪いほうはないか確認してみて!!
そして、本番。
①左の小鼻をおさえ、右の鼻から息を吸う。
②吸い切ったら親指でふたをして息を止める(クンバック)
③少ししたら薬指を離し左の鼻から息を吐く。
④吐き切ったら左の鼻から息を吸って
⑤薬指で蓋をしてクンバック。
⑥親指を離し右の鼻から息を吐く
①~⑥をくりかえす
できるだけゆっくり。深い腹式呼吸で行うのがベストです。
ちなみに私のレッスンでは右の鼻から始めることが多いですが
右の鼻から吸うのは元気がない時(カラダを温めます)
反対に興奮が収まらない時などは左の鼻から吸い始めるのがいいとされています。(カラダを冷まします)
おわかりでしたか?
左右の鼻から出る息、同じカラダから出ているのに
右の鼻からの息は暖かく
左の鼻からの息は冷たいんです
カラダの陰陽バランスがくずれていると
どちらかの鼻の通りが悪かったり
うまく呼吸ができなかったりします。
しばらくこの呼吸を続けると
体内に気が通っていくのがわかります。
ご自分のカラダと対話するにももってこいの
片鼻の呼吸。
ぜひ、体験してみてください