引き続き、バランスについてのお話です
先日は骨盤の開閉について
「開きすぎても閉じすぎてもだめですよ!!」
ということを書きましたが
当然これも自律神経のバランスと関係しています。
自律神経には尖った(イメージです)交感神経と緩んだ(イメージです)副交感神経とがあり
そのバランスを崩すと
いわゆる 「自律神経失調症」 などといわれる身体が不定愁訴の状態になるのはよく知られていますよね。
簡単にいえば
交感神経・・・目が覚めている。活動している。骨盤は閉じている
副交感神経・・・眠っている。休んでいる。骨盤は開いてる。
おわかりのように
交感神経と副交感神経は交互にシーソーのようにバランスを保ちながら
強くなったり弱くなったりを繰り返していきたいわけですね
ところで脳内には
三つの「心の三原色」といわれる物質があるのがご存知でしょうか?
これも実は初期のほうにブログネタにしたこともありますが (笑)
色は、赤と青と緑。
まずは情熱の赤にたとえられる ドーパミン神経。
この神経は快楽や欲望といった、生きていくうえで必要不可欠な本能行動と関係しています。
ドーパミン神経が暴走をおこすと依存症をおこします。
一方ストレスに対する反応を一手に引き受けているのが 青の ノルアドレナリン神経。
ストレスや不安に対して適切に判断を下す仕事をしているのですが
これまた働きが強すぎると
キレたりヒステリーをおこしたりってことになります。
余談ですが、「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」の違いがよくわからず調べてみました。
ノル というのは ○○と同じ働きをする物質 という意味で、「ノルアドレナリン」っていうのは
アドレナリン様物質ってことらしいです。
分泌はノルアドレナリンは脳神経から。アドレナリンは副腎皮質から。
いずれにしても、交感神経興奮によって分泌されます。
そして、緑にたとえられる セロトニン物質。
この物質こそが
ドーパミン神経やノルアドレナリン神経の暴走に歯止めをかけてくれる
大切な役割をしてくれるものなんです。
「脳内ハピネス神経」と呼ばれるセロトニン神経は
快にも不快にも適切に対応してくれます。
バランスを保ってくれる中庸な神経と言ったらいいのでしょうか?
生きていたら身の回りで起こる
いろいろな事象に対して
偏ったものの見方や、行動をしないように
セロトニン神経を鍛えていけば
いいってわけです。
どうやって??
セロトニン研究の第一人者である
セロトニン神経をきたえる三つのキーワードとして
① お日さまの光をあびること
② リズム運動をすること (歩行・咀嚼・呼吸)
③ 腹筋を使った呼吸をすること
としています。
私は、笑うこと!!も加えていつもお話していますが
(有田先生は笑う、泣くということも日常の②リズム運動の一つだとおっしゃっています)
いずれも普段の生活習慣にとりいれられることばかり。
私は朝起きるとまず鏡をみてにっこり笑う。
そして窓を開けて深呼吸。
というのを日課にしています
でもね・・・・もしセロトニンさえも暴走をしたら
何に対しても動じない、お釈迦様のような人間になってしまうってわけで
どきどきしたりわくわくしたり
窮屈に感じたり 胸がきゅううんとなったり
ってことも大切な生きる上でのスパイスですよね。
だからやっぱり
全部がほどよく中庸に。
参考文献 ・青春出版社 「お日さまセラピーセロトニン生活のすすめ」有田 秀穂著