今日は、エクササイズの上で力を抜くという大切さについて、お話しようと思います・・・・
大阪のKちゃんからメールでのご質問。
「ネジ締めでおなかを最大限まで引き上げようとすると背中に力が入って硬くなるのおかしい?」
ああ!生徒様でもいらっしゃいました。
ネジ締めのレッスンの翌日に必ず背中の筋肉痛を訴える方。
皆様おわかりのように、質問の答えは、「余分なところに力は入らないよ!」ですが、
頭ではわかっていてもどうしても他の部位に力が入ってしまうことありますよね。
かくいう私も、今回バリ島でYUKA先生に新技のレクチャーを受けながら、
「あああ!!こんなところに力を入れたらだめよ~!!」と指導していただきました・・・
実は、力って入れることより、抜くことのほうが難しいんです。
ネジ締めEXは、しなやかに細く女性らしい丸みを残した身体をつくるエクササイズ。
そのためには、表層筋ではなく、深層筋を鍛えたい・・・。
深層筋を鍛えるためには、直線的に動かす表層筋をあえて休ませながら、
身体の中心に圧をかけて筋肉を引っ張りそしてねじるという動きが重要になります。
激しく動いて身体に緊張を与えながら動かす筋肉は表層筋。
その表層筋を鍛えてしまうと、筋肉質な体型になるばかりか肝心な深層筋への働きかけができなくなってしまいます。
深層筋はローパワーの筋肉。
筋肥大も起こりにくいので、筋肉痛もあまり感じません。
エクササイズのとき、もしくはそのあとに筋肉痛を感じるということは、
その部分の表層筋を使っているということ。
もちろん、筋肉はつながっていますので、まったく使わないなんてことはありえないのですが・・・
Kちゃんの質問のように、どうして背中??
なんていうときは、神経伝達の指令が深層筋まで届かずに
見た目には同じような動きができる表層筋が、代理で動いてくれちゃった!!!
って思ったほうがよいとおもいます。
どうしても力んでしまう。
息が詰まってしまう。
がんばりすぎてしまう。
一度、全部力を抜いて・・・・
そして、頭のてっぺんからつるされているように・・・身体の中心を意識して。