ネジ締めの基本。
膣(男性の場合は肛門)をしめ、おなかをへこませて引っ張りあげる。
それは、自分の中心(体軸)を感じて腹圧をかけ、筋肉を引っ張り、捻り、美しい体のラインを作っていくものであることはご存知のとおり
体の中心点のことを、日本の昔からの言葉では「ハラ」といいます。ハラをすえる。ハラがすわった。とかいうあれ。
この場合の「ハラ」は「腹」ではなく月ヘンに土と書く「ハラ」です。
中国の言葉では「丹田」
太極拳、武道をご存知の方は必ずや聞いたことがあると思いますが・・・・おへそから3~4センチ下のおなかの奥・・・みたいな説明をうけますね。
そして、インドでは「ウディアナ」といいます。
ヨガでは「ウディアナヴァンダ」といって横隔膜に近い部分を意識してしめあげるという動作があります。
「ウディアナ」とは「神の座」という意味です。
この中心点の働きを高めれば、健康維持能力や、生命力が高まる。
「はら」も「丹田」も「ウディアナ」もおなかを切って開いてみてもそこに見えるものではありません。
体の中心は実は自身で感じ、作っていくものなのです。
「歩く」という日常の基本動作でも、中心を意識して歩くのとそうでないのとでは体つきが変わってきます。
右足が前にでれば自然に左手が前に出る。
この自然な動きは自身の中心を知っているだけで、体の筋肉は対角に、そしてらせん状に上に引っ張られ余分な脂肪は燃焼され本来あるべき美しいラインをえがいていくはずです。
骨盤ネジ締めエクササイズは、レッスンにいらしたときだけのトレーニングではありません。
普段から、自身の中心点を意識すること。そこから手足を動かそうとすること。
自分の中の「神の座」を知り意識することがとても大切です。