格差と戦争にNO! -80ページ目

【紹介】10.31三里塚現地調査に参加を

10.31三里塚現地調査

 三里塚空港に反対する連絡会


スケジュール予定
●清井礼司弁護士と共に横堀・東峰・木の根一坪共有地調査
●柳川秀夫、石井紀子さん宅訪問
●大森武徳さん(木の根ペンション・プール再開)と寄合


 空港会社は、2009年7月、一坪共有地6ヶ所(木の根1、横堀現闘本部を含む4、東峰1・共有者約70名)に対して金銭での売却を迫る裁判を起こしました。8月には共有運動の拠点となっている横堀の団結小屋(反対同盟大地共有委員会〈2〉連絡先)に対しても、小屋の撤去と土地の明け渡しを求める訴訟を土地の地権者を原告に立てて起こしたのです(被告は建物の所有者となっている反対同盟)。
 すでに空港会社は、横堀の横風滑走路予定地域については誘導路やエプロンの整備をするという計画を国交省に提出しています。横風予定地は木の根ペンション・一坪共有地、横堀鉄塔、団結小屋という反対拠点の存在により滑走路として使用することは一切不可能です。そこで点在する一坪共有地を取り上げてできる施設を建設しようとしているのです。
 一坪共有地裁判は「反対同盟・大地共有委員会(2)」をはじめとして個人(横堀、
東峰の2カ所・2名)がそれぞれの立場と思いで空港会社を相手にして闘われています。

 連絡会は、裁判闘争の取り組みの一環として10.31三里塚現地調査を行います。被告および仲間たちの皆さんの参加を呼びかけます。木の根プール再開を取り組む大森さんと今後の寄合も予定。


・10.31三里塚現地調査
・日時:2010年10月31日(日)午前11時/京成東成田駅上に集合
・現調コース(予定)→横堀・東峰、誘導路工事状況・共有地→柳川秀夫、石井紀子さん宅 訪問→木の根ペンション(大森さんと交流)

・弁当持参(雨天決行)
・呼びかけ:三里塚空港に反対する連絡会

■参加者は、10月25日までに山下にメールか、FAXを送ってください■
 やましたメール:
satoru4@d3.dion.ne.jp  FAX03-3372-9402


京成線上野発(特急)~成田駅乗り換え東成田駅への時刻表
上野発9:28 成田10:35着 芝山鉄道に乗り換え 成田10:46発 東成田10:52着 地上へ、送迎車待機



■12.5三里塚・東峰現地行動
成田空港30万回発着を中止せよ! 航空機騒音拡大・環境破壊を許さない!
東峰住民の追い出しをやめろ! 一坪共有地・団結小屋強奪裁判の勝利を!

●日時 12月5日(日)
●集会/午後1時30分、東峰共同出荷場 デモは開拓道路のコース
   (京成東成田駅地上午後12:40~12:50に迎えの車が待機)
●主催 三里塚空港に反対する連絡会
    〒289-1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131-4 電話&FAX0479-78-0039

【呼びかけ】成田プロジェクト声明に賛同を

成田プロジェクト声明「人権・生存権を侵害する航空機騒音をただちに止めるべきです」に賛同を


お元気ですか、成田プロジェクトです。

 今年の夏は本当に暑かったですね。ようやく涼しくなり、ホッとしているところです。
 先日お送りしたご案内で、声明を用意しているとご報告しました。現地調査をして、その結果を盛り込んだ文案が完成しましたので、お送りいたします。
 是非、ひとりでも多くの方が賛同してくださいますようお願いいたします。

 騒音調査は、驚きの連続でした。
 まず、騒音のレベルの高さです。最大は101デシベルで、90デシベル台の騒音が頭上40メートルをやってく
るのです。電車のガード下の騒音以上です。
 次に、間隔の短さです。なんと、1分半~2分という短さなのです。まさに騒音地獄です。
 これが、発着枠が22万回(以前は18万回)に増えた現実です。
 また、成田空港会社による離発着機の運行にも問題があります。
あろうことか、A滑走路は離陸中心、B滑走路は着陸中心にしたのです。このために、B滑走路には着陸機が次つぎと“効率よく”着陸してくるようになったのです。
 このようなことは、ほとんど報道されていません。
 この事態を黙って看過することができず、別紙の声明案をつくりました。ご高覧のうえ、是非ともご賛同いただきたく存じます。
 諾否につきましては、別紙をファクスまたはお手紙でお送り下さい。メールでも結構です。この問題についてのメッセージをいただければ幸いです。それから、まことに恐縮ですが賛同費(1口1000円)、カンパをお願いできれば幸甚です。
 11月に、国交省と成田空港会社へ申し入れした後に記者会見を開いて公表し、この問題を広く世論に訴えかける予定です。また、この問題についてのメッセージをいただければ幸いです。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
 東京地方もめっきりと秋めいてきました。体調などくずしませんよう、どうぞご自愛ください。

成田プロジェクト(連絡先が変わりました)
〒113-0033 東京都文京区本郷3-13-3 三富ビル
       ペンの事務所気付
電話 03-3818-1835 ファクス 03-3818-9312
メール narita-pj@pen.co.jp


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声明(案)
人権・生存権を侵害する航空機騒音をただちに止めるべきです

 いま成田空港では、ほとんど報道されていませんが、人権と生存権にたいする著しい侵害が起きています。「民主国家」を標榜するこの国で発生しているこの事実を広く訴え、早急に解決策を講じる必要があります。
 今夏、私たち「成田プロジェクト」(市民団体)のスタッフは、B滑走路の下の騒音測定をしました。測定結果は、90?100デシベルを超えるジェット旅客機の騒音が、1分半?2分毎に降りかかってくる、というすさまじいものでした。爆音の絶え間がほとんどないのです。
 この騒音は、騒音限界値である65?70デシベルをはるかに超えています。騒音限界値とは、これを超えると人間としての生活が困難になり、健康被害をもたらすという数値です。また、最近の普天間爆音訴訟判決、小田急騒音訴訟判決よって示された住民が受忍できるとされた騒音をはるかに超え、ガード下の状況です。
 私たちは昨年10月に発した声明で、B滑走路の北伸2500メートル化と発着回数の増加によってもたらされる、さまざまな危惧を指摘しました。「B滑走路の南端の東峰区では農を営む人びとが暮らしており、いっそうすさまじい騒音と排気ガスが、そしてさまざまの事故の危険性がその人びとを襲うこと」「全国の一坪共有者に権利返上を求める動きを強めて権利の侵害がおこなわれている」「初めての死者を出した米フェデックス貨物機炎上事故をまったく顧みず滑走路の延伸と発着回数の増大だけを追求するのは、安全性無視もはなはだしい態度である」(「成田空港B滑走路の延伸の中止を求める声明」)などです。
 さらに、現地で暮らす住民をはじめとする当事者の意向を聞き、延伸計画そのものを再検討することを求めました。
 私たちが危惧した通り、B滑走路の北伸と今年3月からの発着回数22万回への増便によってもたらされたのが、「生き地獄」ともいうべき騒音の暴力なのです。これ以上の増便は許させません。
 そもそも、国と成田空港会社は、住民と取り交わした約束事をどのように考えているのでしょうか。
 たとえば、運輸次官を勤めた黒野匡彦成田空港会社社長(当時)は「東峰区の皆様へ」(平成17年5月9日付)という文書で、まず暫定滑走路の運用について詫び、東峰区住民との合意形成を図ることなく計画を策定したことの非を認め、騒音について「頭上を離着陸する航空機への恐怖心は表現できないもの」いう認識を示しております。
 そして、「皆様の生活環境や人間としての尊厳を損なうようなことは二度とやってはいけないとの強い決意」を述べ、「平行滑走路(注、B滑走路のこと)問題については、あくまで皆様との話し合いによって解決してまいりたい」と約束したのです。
 成田空港会社は、初心に返ってこの黒野社長の約束を誠実に履行すべきです。
 政府と国土交通省は、成田空港会社が人権を尊重し、社会的責任をはたすべく、厳正な指導・監督をすべきです。
 私たちは、人権・生存権を侵害し、生命の危険を冒している航空機騒音を、人間が生存できる数値まで直ちに下げることを求めます。

成田プロジェクト
(「いま成田空港で何が起きているのか」プロジェクト)

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声明──人権・生存権を侵害する航空機騒音をただちに止めるべきです(案)の賛同人について

      ○声明に賛同し、賛同人になることを承諾します
         (次のどちらかに○印をつけてください)
 
       ( )お名前の公表を承諾します。

       ( )匿名を希望します。


お名前                           

肩書き                           


ご住所 〒                         

                              


お電話                           


メールアドレス                       


メッセージ


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上の部分をコピー・記入して

ファクス 03-3818-9312
メール narita-pj@pen.co.jp にお送りください

【紹介】グローカル751号

グローカル 751号  (2010年10月1日発行)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/


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