「単語帳、買ったけど3ページで挫折...」
「毎日10個ずつ暗記してるのに、テストでは真っ白...」
もしあなたがこんな経験をしているなら、それはあなたの能力の問題ではありません。単語の「覚え方」そのものが間違っているのです。
なぜ真面目に暗記しても忘れるのか?
学校で教わる「1日10個ずつ完璧に覚える」方法。これ、実は脳科学的には非効率です。
人間の脳は「1回じっくり見たもの」より「何度も出会ったもの」を重要だと判断するからです。これを認知心理学では「分散効果」や「間隔効果」と呼びます。
つまり:
- ❌ 10個を1時間かけて完璧に覚える
- ⭕ 200個を15分でパラパラ見て、それを何度も繰り返す
後者のほうが圧倒的に記憶に残ります。
予備校講師・関正生先生も推奨する「うろ覚え反復法」
スタディサプリの超人気講師・関先生も、著書や講義で同じことを言っています。
「1日200個の単語に目を通して5日間で1周。これを数回繰り返す短期集中と反復が効果的」
ただ、この方法には弱点もあります。「どの単語がどれだけ定着したか」が見えにくいのです。
そこで私が開発したのが...
「正の字チェック法」~ゲーム感覚で1000語習得~
この方法のポイントは「暗記」ではなく「仕分け作業」という発想転換です。
【ステップ1】知っている単語を除外する(1〜2周目)
時間は有限です。まず、もう覚えなくていい単語を単語帳から消しましょう。
- 1周目: 単語を見て意味がすぐわかる → 「○」をつける
- 2周目: 意味がなんとなくわかる → 「△」をつける
👉 ここがポイント! 今後「○」「△」の単語は見ません。これだけで覚えるべき単語が30〜50%減ります。
【ステップ2】「正の字ゲーム」で可視化する(3周目以降)
ここからが本番。○も△もついていない単語だけをチェックしていきます。
やり方:
- 単語を5秒見て、意味が出るかチェック
- 意味が出たら「正」の字を一画書き足す
- 意味が出なければ何も書かず、すぐ答えを見て次へ
進化の過程:
- 1回わかった → 「一」
- 2回わかった → 「丁」
- 3回わかった → 「下」
- 4回わかった → 「正」(4画目)
- 5回わかった → 「正」完成! 🎉
「正」が完成した単語はもう卒業。次からは見なくてOKです。
【ステップ3】ラスボスを倒す
何周しても「一」や「丁」で止まっている単語。これがあなたの苦手単語(ラスボス)です。
これらだけを:
- ノートに別途まとめる
- Ankiなどのアプリに登録(1日3個程度)
- 語呂合わせや絵で特別攻略
👉 大事なルール3つ:
- 時間をかけない - 1単語5秒。わからなければすぐ答えを見る
- 毎日やる - 1日200個、15〜20分でOK
- 書かない - 見て意味を思い出すだけで十分
なぜこの方法が効果的なのか?【脳科学的根拠】
① 忘却曲線に対応
エビングハウスの忘却曲線によれば、人は1日で74%忘れます。でも復習のタイミングを最適化すれば、記憶は定着します。
「正の字チェック法」は自然と分散学習になっているため、記憶が長期保存されやすいのです。
② プライミング効果
何度も目にするうちに、無意識に単語への親近感が増します。これを心理学では「単純接触効果」と呼びます。
③ 達成感の可視化
「正」の字が増えていくのを見ると、脳内でドーパミンが分泌されます。これがモチベーション維持につながります。
実際の生徒の成果
私の塾では、この方法を導入して:
- 夏休み(1ヶ月)で800〜1000語を習得した高校生
- 「単語暗記が楽しくなった」という声多数
特に、総合型選抜(旧AO入試)対策で忙しい生徒でも、スキマ時間で進められるのが好評です。
今日から始める3つのアクション
- 単語帳を用意する(ターゲット、システム英単語など何でもOK)
- 1周目スタート: ○と△をつける作業を今日中に50ページ進める
- 毎日15分の習慣化: 朝食後、通学中、寝る前など時間を決める
さいごに:「覚える」から「出会う」へ
英単語学習は「暗記」というより「何度も出会う」ことが本質です。
完璧主義を捨てて、まずは「正の字ゲーム」を楽しんでみてください。1ヶ月後、単語帳を見返したときの「正」の文字の量に、あなた自身が驚くはずです。
👇 実践ガイド(PDF)をダウンロード
[【保存版】最強の英単語習得法2025(PDFリンク)]
📝 ブログ管理者より
この方法を試してみた方は、ぜひコメント欄で成果を教えてください!「1ヶ月で何個の『正』が完成したか」など、報告をお待ちしています。
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