最近、周りでもAIサービスの使い方を見直している人が増えてきました。
私もそのひとりです。
実はつい最近まで、**ChatGPTのプロプラン(月額約30,000円)**を契約していました。
高性能なモデルを使いこなしたくて、3ヶ月以上ガッツリ使っていたのですが――
ついにこの春、解約しました。
なぜか?
単純に「今はもう必要ない」と判断したからです。
なぜChatGPTプロを解約したのか?
私は、日々の仕事やクリエイティブ活動で、Claude(Anthropic)、Gemini(Google)、ChatGPT(OpenAI)、この3つのモデルを比較しながら使っています。
以前は、やはりGPT(プロプラン)が一番安定して高品質だと感じていました。
だからこそ、高額でも契約していました。
でも、ここ最近、流れが変わりました。
ClaudeやGeminiの性能が大幅に向上し、
「プロのGPTじゃないとダメ」という場面が減ってきたのです。
結果として、GPTを選ぶ頻度が減少。
「だったら月3,000円のPlusプランでいいじゃん」と思い、契約を見直したわけです。
実は、動画生成AI「Sora」でも似たことが起きていた
もうひとつ、背中を押したのが**動画生成AI「Sora」**の状況でした。
プロプランでは、Soraを使って20秒の動画が生成できるのですが、
実際に使ってみると、うまくコントロールできるのは10秒程度。
20秒間、自然で一貫性のある動画を作るのは非常に難しかったのです。
また、そもそも多くの用途において、「一貫性のある20秒動画」がそのまま必要とされる場面は、意外と少ないのかもしれません。
さらに最近は、KlingやHailuoなど、
他の動画生成AIのバージョンアップが進み、
「Soraにこだわらなくても良いかも」という気持ちも強くなりました。
特に、人間の顔の再現性について、Soraは課題が残っています。
「日本人女性の画像を作ったはずが、外国人のおじさんになった」という現象が頻発…。
こうした経験もあり、Sora中心の運用からも少し離れることにしました。
今の運用スタイル:無理なく賢く、必要なものだけ
現在は、**ChatGPTの月3,000円の有料プラン(Plus)**で運用しています。
これでも、
-
ジブリ風画像を作ったり
-
英語教材の漫画版を作ったり
-
プチストーリー付きのAI画像を生成したり
十分すぎるほど活用できています。
さらに、必要に応じてClaudeやGeminiを使い分ける。
「このタスクにはこのAIが最適」という風に、柔軟に選ぶスタイルです。
【まとめ】無駄を省いて、本当に役立つAIを使う時代へ
正直に言うと、30,000円のプロプランは価値がないわけではありません。
むしろ、プロジェクトによっては神がかった威力を発揮します。
でも、
「毎日そんな高火力が必要か?」
「今の自分にそこまでのスペックが必要か?」
と自問自答した結果、私は今の形に落ち着きました。
時代はどんどん進んでいます。
AIも「どれか一つに頼る」のではなく、
適材適所で使い分ける時代に入っているのだと実感しています。
これからも、無理に課金するのではなく、
必要なものに、必要なだけ賢く投資する。
そんなスタイルでAIと付き合っていきたいと思っています。