2023年12月23日掲載
2025年2月10日写真追加
 
正月にも訪ねた伊豆市の日枝神社に行きました。また、今回新たにイチイガシを発見しました!
 
【伊豆市・日枝神社】
今回は午前中に撮影しました。午後になるとスギの陰になってしまうためです。
私のお気に入りのイチイガシ。この個体は以前から結実が悪く、どんぐりは多くが未熟のうちに落ちてしまいます。境内にはイチイガシが他に2本あるのですが、受粉がうまくいっていないのでしょうか?
石碑には「静岡県指定天然記念物 日枝神社のイチイガシ」の文字が刻まれています。立派な注連縄が巻かれ、まさに御神木といった感じです。
根元から見上げた様子(2025年2月8日撮影)。温暖な伊豆半島ですが、最強寒波の到来により、この日は9:00頃に粉雪が舞っていました。
 
【伊豆の国市・日枝神社】
Googleマップの写真でイチイガシを発見しました。伊豆長岡駅からレンタサイクルを利用しました。
予想以上の大きさに驚きました!どんぐりが沢山落ちており、球形でイチイガシにしては大粒の堅果でした!1本のみですが、結実が良いです。
この個体も注連縄が巻かれていて御神木になっています。イチイガシは何故、神木にされるのでしょうか?
旧伊豆長岡町の保存樹木となっています。字がかすれていて読みにくいですが、平成6年(1995年)の指定時には樹高26mとなっています。
幹も非常に太く、直径1m以上ありそうです。
境内には他に、アラカシ・ツブラジイ・カゴノキ・ヒメユズリハ・イロハモミジ・スギ・コウヤマキ・ヒノキ・カヤ・ナギなどがありました。
 

上記の研究によると、伊豆半島では自生と植栽のイチイガシが混在しているみたいです。静岡県伊豆のハプロタイプCの個体は、伊豆市・日枝神社と思われます。おそらく、伊豆市・大宮神社や伊東市・八幡宮来宮神社のように川沿い・谷沿いに複数本生育しているものは自生なのだと思います。伊豆の国市・守山八幡宮、日枝神社のように、神社に単木で存在するものは神木として植栽された可能性があります。

 

久々に新しい発見があって面白かったです。