11/22(土)は、都内のイタヤカエデ、イチョウの紅葉・黄葉を見に行きました。
 
【小金井市・旧谷口家のオニイタヤ】
場所は小金井市中町4-15-6です。この木は1998年に私が初めて見たイタヤカエデです。比較的最近、市指定天然記念物になりました。
東側は紅葉が見頃になっていますが、西側はまだ緑色でした。樹高14m・幹周囲4.2mの巨樹です。イタヤカエデはカエデ類では一番の大木になります。
オニイタヤはイタヤカエデの亜種で、葉が大きく、裏面全体に毛があるのが特徴です。イタヤカエデの名は、葉がよく茂るために板で屋根を葺いた板屋に例えたことに由来します。本来は山地に自生しますが、国分寺崖線には山地から下降した個体が稀に見られ、ここに生育する個体もその例で、分布の希少性、その大きさからも貴重とのことです。東京ではエンコウカエデも見られます。
近くの金蔵院のケヤキ・ムクノキも市指定天然記念物です。
 
【西東京市・田無神社のイチョウ】
市指定天然記念物のイチョウがあります。
黄葉は見頃を迎えていました!
田無神社の御神木であるこのイチョウは単幹のイチョウとしては田無地域で最大級の巨樹で、2024年時点では樹高約18m・幹回り3m以上・樹齢約200年の雄木です。田無神社は、明治元年(1868年)の神仏分離令までは「尉殿大権現」と称し、西光寺(現總持寺)の管理下に置かれていました。天保13年(1842年)から嘉永3年(1850年)の西光寺の本堂再建の際に記念植樹が行われ、この時に植えられたと伝えられています。
 
【北区・王子神社のイチョウ】
都指定天然記念物です。
やや落葉していますが、概ね見頃でした。
王子神社の創建当時からあると考えられ、樹齢約600年と言われています。戦災で社殿を始め、境内の殆どを焼失する中で唯一生き残った貴重な大イチョウです。この木は雄株です。
音無川(石神井川)右岸から見た王子神社のイチョウ。
 
ここ数日で季節は一気に進み、どんぐりから落ち葉の時期になったように感じます。