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ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考

ベンチャーな特許翻訳者のフリーランサーな日常。特許翻訳者になりたい方をビジネス戦略で使われる手法を応用して応援するサイト。

1.なぜ事業(特許翻訳)をするのか?


 まずは、なぜ特許翻訳者になりたいのかをはっきりさせましょう。特にこれから特許翻訳の勉強を始めようと思っている方にとって、目標を特許翻訳者に設定した理由をはっきりさせることはとても大切です。


ここで注意して欲しいのは、事業計画書とは、あなたのことを知らない他人に対して、事業について知ってもらうために書くのだということを意識してください。特許翻訳者になるという事業の場合、実際に計画書を他人に見せることはないと思いますが、それでも頭の隅に入れておいてください。


 さて、動機です。よく耳にするのが「英語を使った仕事がしたい」という理由付けですが、このままでは他人は納得しないのではないでしょうか。なぜなら「英語を使った仕事」は、この世に星の数ほどあるからです。


なぜ「特許翻訳」なのか、またはなぜ「翻訳」なのかを考えてみてください。「英語を使った仕事」×「自宅で自分の好きな時間にできる仕事」というのは、どうでしょうか。前よりも説得力がありますが、もう一息。


ではなぜ「自宅で自分の好きな時間にできる仕事」を求めるのでしょうか。子育て(家庭)とキャリアのバランス、一人でいるのが好き、沖縄に移住したい、会社員が嫌い、いろんな理由が考えられますが、ここまで来ると、「あなたらしさ」が垣間見えてきますね。それが大切だと思います。


例えば、「英語を使った仕事」×「自宅で自分の好きな時間にできる仕事」×「子育て(家庭)とキャリアのバランス」は、特許翻訳者になりたい「あなたらしい」動機として、他者にも受け入れられやすいのではないでしょうか(なぜ「特許」なのかがまだ説明されていませんが、とりあえず先へ進みましょう)。


一方で、「英語を使った仕事」×「自宅で自分の好きな時間にできる仕事」×「会社員が嫌い」のようにネガティブな要素があると、ひとこと言いたくなる人が出てくるかもしれませんが、それはそれで仕方のないことです。自分に正直にいきましょう。


 このように最初に頭に浮かんだ理由から始めて、「あなたらしさ」が見えてくるまで「なぜ?」を繰り返してみてください。それでも他人を納得させられるような動機が見つからなかったら、もしかしたら、本当になりたいのは特許翻訳者でなくともいいのかもしれないと疑ってみてください。


 次は、事業の社会的な存在意義の検討です。これはそれほど難しくないはずです。特許翻訳は特許制度に必要な業務であり、特許制度は産業の発展に寄与することを目的にしていることを説明できればいいと思います。

抗体分子、IgGのX線結晶構造解析画像です。


「Y」の形をしています。色は見やすくするためにつけたものです。





こういう画像を眺めるのが好きです。変ですかね?


「Protein Data Bank」というアメリカのサイトで見ることができます。







ベンチャー企業創業者が教える「特許翻訳者」になる秘訣-IgG_2





以下は抗体の骨組みを模式的に表した画像です。
ベンチャー企業創業者が教える「特許翻訳者」になる秘訣-IgG_1