明日から始まるお盆休暇。お墓参り、帰省、レジャーなどなど正月と並んで国民の大移動の時期となります。
私は9連休を頂き、その初日は、岳友Tさんとニセコ方面に出かけました。
ニセコは今やスキーリゾートとして世界的に有名ですが、様々なアウトドアと温泉が楽しめる魅力的なエリアです。
登山では、日本海から雷電山~ニセコアンヌプリと約40㎞を縦走するチャレンジングなルートもありますが、今回は、五色温泉を発着点としてイワオヌプリ、チセヌプリ、ニトヌプリの3座と大沼、神仙沼、長沼の3沼を巡る、ガイドでは「沼巡りコース」と呼ばれるコースを歩いてきました。
今回歩いたエリア
五色温泉(公共駐車場)
札幌から倶知安を経由し2時間強で五色温泉へ到着。7時過ぎの段階で20台ほどの駐車場はほぼ埋まっていました。
橋を渡ってまずは火山特有の地肌が露出したイワオヌプリを目指します。
イワオヌプリ
地図上に登山道はありませんが最高点の1116mへ行くことができますが、今回は山頂標識までとしました。
大沼
火山活動により形成された窪地にできた沼で地図上には入る川も出る川もありません。
(沼の向こうはイワオヌプリ)
神仙沼
大沼より小さな沼ですが、神秘的な佇まいが素敵です。大沼よりは道路から近く観光客もちらほら来ています。
湿原からのチセヌプリ
チセヌプリ
シャクナゲ分岐付近はビーナスの丘と呼ばれ冬のバックカントリースキーの人気のポイント。そこから望むシャクナゲ岳(左)
シャクナゲ分岐からは比較的歩きやすいですが、道道側からのルートは大岩がゴロつく歩きづらいルートです。
ニトヌプリ
ようやく雲が切れて周囲の山も指呼できるようになりました。ここまで7時間以上歩いたご褒美でしょうか。
(イワオヌプリとニセコアンヌプリ(右))
(チセヌプリ)
今回歩いた3つのヌプリ(アイヌ語で「山」の意)はいずれも眺望の良い山でいずれか一つだけでも短時間で眺望の特典が付きます。眺望という意味では今日は登りませんでしたが、やはりニセコ連峰の主(最高峰)のニセコアンヌプリでしょうか。羊蹄山(蝦夷富士)の端正な姿をダイナミックに眺めることができお勧めです。
この沼巡りコース、変化に富んだルート自体も然ることながら、下山して名湯の五色温泉でリフレッシュできるのが魅力です。
時間が許せば宿泊してグルメとお酒、山談議に花を咲かせればさらに満足度の高い山旅になるのではないでしょうか。