機織り伝説が山名の由来?の「巻機山」 | アウトドアズマン貴の徒然日記

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週末は徒然なるままに、非日常のフィールドへ繰り出し、北の大地に遊んでもらっています。

越後駒ヶ岳を下山後、五日町付近から明日予定の「巻機山」。

 

否が応でも明日の好天に期待がかかります。

 

8月30日、今日は18時成田発の飛行機に遅れないため、日の出の5時頃に出発すべく桜坂登山口へ向かいます。

 

天候はというと昨日の青空がUSOのような霧雨の中のスタート

 

桜坂からは井戸尾根とヌクビ沢の2つのコースがありますが、大人しくオーソドックスな前者をピストンにしました。

 

5合目。手持ちの地図には「焼松」との標記があり、落雷で焼けた松でもあるのかと思いましたが、それらしいものは見つかりませんでした。

 

5合目から望む米子沢。登山口には立ち入り禁止の注意書きがありましたが、到着時に沢登りスタイルの2名の男性が向かったようでした。

 

幾分空が明るくなってきて6合目からヌクビ沢と天狗岩が望まれました。

 

7合目の物見平から前巻機を望む。

 

好転しかけたとみえた天気も標高が上がると風も強くなり前巻機から本峰の眺望は皆無。

 

前巻機から一旦小屋までは下りとなり、草原と池塘が現れますが、天気が良ければ別天地の様な光景が広がっているのでしょう。

 

 

巻機山の標識のある御機屋。

 

風が強いですが10分ほどなので最高点まで行ってみました。最高点に標識は無くケルンが積まれただけの素朴な山頂でした。

 

今回の天候は1勝2敗の戦績でしたが、予定通り3座を制覇することができ、百名山も83座の進捗となりました。

 

ところで越後の山といえば、「北越雪譜」などの著者:鈴木牧之が有名で塩沢町には牧之記念館と牧之通りと命名された宿場町風の街並みが整備されていました。

 

帰路のJRから姿を現しつつある巻機山が見送ってくれました。

 

次回この山域を訪れる機会があれば、日本酒の銘柄で修験の岩峰:八海山にも興味が惹かれます。