金面相法 第1回
以前、玉掌(手相)について書きましたが、今度は人相です。
人相では、顔のタイプを十二天将に分類しますが、書籍に書かれている内容で
は、分類が困難です。
それを比較的要領よくまとめたのが、昔、香草社の大阪教室で山内久司先生にな
らった内容です。
山内先生は、朝日放送の副社長までなった人ですが、自分では遁甲をうまく使っ
たからだとは言っていました。「必殺」シリーズを作った名プロデューサーとして
有名で。今でも再放送の中村主水シリーズの最後のタイトルバックに名前が出てく
ると懐かしさでいっぱいになります。
香草社の季刊五術の最後何冊かに載っていた内容とほぼ同じでしたので、何か元
ネタはあるんだと思います。
まず、人相を貴人、騰蛇、朱雀、六合、勾陳、青龍、天空、白虎、太常、玄武、
太陰、天后の十二タイプに分類します。
1.貴人・・・貴族的
①中肉中背で、それ以上に肥らない。
②目が清らかである。
③慈しみのある感じがする。
④表情に緊張感がない。
⑤威厳がある。
⑥年齢より若く見える。
⑦頬がこけていない。
⑧威圧感を感じる。
⑨五官、特に目・眉・鼻の形が非常に標準的である。
⑩容姿端麗である。
有名人:若いころの美智子上皇后
三浦友和
2.騰蛇・・・悪役のできる人
①中肉中背で、それ以上に肥らない。
②目の光に温かみがない。
③下唇がゆるい
④目鼻口に静的な欠点、または動的な欠点がある。
動的な欠点・・・しゃべりながら口を歪めるなど
⑤背丈がやや高い
⑥虚無的な挙動をとる(投げやり的)
⑦庶民的、平民的
⑧目の光が鋭い
⑨陰のある感じ
⑩異性に近づきたがる
有名人:松本清張
小沢一郎(目に破れがある)
3.朱雀
①目が清らか
②目の光に温かみがない
③額が広い
④食禄(鼻の下)が長い
⑤落ち着いている
⑥声量が豊か
⑦二枚目タイプ
⑧気難しそうに見える
⑨知性的な感じがする
⑩美男美女
有名人:雅子皇后
若いころの石坂浩二
4.六合・・・平凡な顔
①慈しみのある感じ
②下唇がゆるい
③額が広い
④親しみやすい感じ
⑤一枚目タイプ(主役タイプ)
→季刊五術では二枚目と書かれていましたが、一枚目の誤りです。
⑥肩がやや薄い(肉がついていない)
⑦表情や挙動からおこる性的魅力
⑧やさしい感じ
⑨影が薄い(目立たない)
⑩女らしい(男女問わず)
主役タイプと影が薄いは矛盾しますが、これは後程解決されるそうです。
他も同じ。
有名人:倍賞千恵子
島倉千代子
実例は少し古い人ばかりです。これは何十年も前に習ったので仕方ないですね。
次回に続く