3次転職を終え、
スキルを習得していると「弱化魔法耐性」という表記をよく目にするようになる。
表現が抽象的すぎて、魔法絡みの耐性と勘繰ってしまうが、
実は、なかなかの性能を持ち合わせた効果なのである。
Lineage2をプレイしている中で違和感を覚える表現の一つに「弱化魔法(耐性)」がある。
それを最も感じるのは「ジーロット」というオーク種族のスキルだろう。
ジーロットは弱化魔法耐性が80%上昇する効果も持つ自己Buffである。
ジーロット中はパンチオブドゥームの自己DeBuff(自分のショック耐性貫通するDebuff)に掛かりにくくなり、
その他状態異常に対しても非常に強くなる。
もちろん、実はパンチオブドゥームは魔法でした、ということはない。
また、Debuff魔法に対してもしっかりと耐性が上がっている。
結局、「弱化魔法耐性」というのはどういうものなのか?
答えを推測する手がかりのひとつに「MENによる状態異常の耐性」というものがある。
この状態異常の耐性をざっと調べてみると以下のような効果を持つことがわかった。
・能力値低下呪い-ヘックス、エンタングル、サンドボムなどステータスが下がったりするもの
・精神異常-沈黙、フィアー
・マヒ
・4大属性を持ったHP減少魔法-ディケイなど
・MP減少魔法-オーラシンク、各種ヴォルテックス
・HP回復速度の減少-シールオブスカージ
・スキルディレイ増加-シールオブサスペンション
・ヒール効果減少-カーズディジーズ
ショックやルーツ、スリープを除いたほとんどの状態異常はMENの影響を受けるようである。
「弱化魔法耐性」との差異はここにあり、「弱化魔法耐性」はショックやスリープ、ルーツに対しても効果がある。
また、簡単な実験から「弱化魔法耐性」は無属性かつDOTスキルのデスマーク(4大属性以外のHP減少スキル?)にも耐性が上がることが確認できた。
つまり、「弱化魔法耐性」はLineage2に存在するあらゆる状態異常を含むものと推測できる。
ちなみに、「弱化魔法耐性」によってDebuffのダメージ減少や時間の減少は見られない。