その名の響きは「なんだかすごそう」と思わせるにはバッチリである。
Lineage2もご多分にもれずドラゴンスレイヤーという武器が登場する。
しかし、「ドラゴン相手にはドラゴンスレイヤー」といった絶大な効果があるわけでもなく、特に使い分けるものでもない。
そういえば、最強の武器でラスボスに挑むと逆に苦労するので、使い分けなくてはいけないアクションRPGを作っているところが、ドラゴンスレイヤーというゲームを出していたような気がする。
とはいうものの、Linegae2では武器種によって種族特攻が存在するようです。
*10/5/3 変身は武器タイプが未知のものに変わるので、剣タイプのみ有効なようです。
【実験内容】
・各種武器を用いて、実測値から割り出した平均ダメージを用いて、対象の防御力を算出する。
・つまり、「算出される防御力が低い武器=種族特攻」とする。
・今回は種族特攻の要素があると思われるドラゴン族中心に行う。
算出式:
・平均ダメージ(近接)= 攻撃力 * 77 ÷防御力
↓
・防御力= 攻撃力 * 77 ÷ 平均ダメージ
使用武器:
・槍→グレイブ(SS使用)
・片手剣→サムライロングソード/シャムシール
・両手剣→バーサーカーブレード
・鈍器→ボーンブレーカー(SS使用)
・2刀→キャリバーズ*キャリバーズ
・格闘武器→スカラップジャマダル
・短剣→クリスタルダガー
・弓→サイクロンボウ(SS使用)
【実験結果】
・表の見方→攻撃力が近いもの同士で平均ダメージをみてみると、その差がよくわかる。
・倍率の基準(1.0倍)を槍としている。
実験1.マグマドレイク(防御力高めアイコン)
武器の種類 | 槍 | 片手剣 | 片手鈍器 | 両手剣 | 格闘武器 | 2刀 | 短剣 | 弓 |
攻撃力 | 341*2 | 517 | 341*2 | 607 | - | 654 | 665 | 663*2 |
ダメージ | 65~78 | 56~68 | 57~84 | 65~80 | - | (35~43)*2 | 66~72 | 151~164.5 |
平均ダメージ | 71.5 | 62 | 70.5 | 72.5 | - | 39*2 | 69 | 157.8 |
Mobの防御力 | 734.46 | 642.08 | 744.88 | 644.68 | - | 645.62 | 742.1 | 647.03 |
倍率 | 1.0 | 1.14 | 1.01 | 1.14 | - | 1.14 | 1.01 | 1.00 |
実験2.ラヴァウォーム(アイコンなし)
武器の種類 | 槍 | 片手剣 | 片手鈍器 | 両手剣 | 格闘武器 | 2刀 | 短剣 | 弓(変身) |
攻撃力 | 341 | 419 | 341 | - | 436 | 654 | 665 | 663 |
ダメージ | 51~61 | 72~87 | 45~66 | - | - | (55~67)*2 | 103~112.5 | - |
平均ダメージ | 56 | 79.5 | 55.5 | - | - | 122 | 107.8 | - |
Mobの防御力 | 468.88 | 405.82 | 473.1 | - | 468 | 412.77 | 468.07 | 468 |
倍率 | 1.0 | 1.16 | 1.01 | - | 1.00 | 1.14 | 1.00 | 1.00 |
【考察】
・実験1と2より、ドラゴン族相手には片手剣、両手剣、2刀にてダメージが約15%ほど上昇していることがわかる。
・言い換えれば、ドラゴンスレイヤーも一応、ドラゴン特攻を持っていることになる。(剣/2刀耐性がない)
・特攻というには種類が多いので、逆に短剣、鈍器、槍の隠し耐性があるのではないかとも考えたが、実験2において、同様にアイコンのないマーシュプレデター(Lv69 種族:虫)相手に両手剣を用いたときの算出防御力が約463であったため、マーシュプレデターより1レベル高いラヴァウォームの防御力が463以下となるのは不自然であると考え、種族特攻としている。
・変身を利用した結果、基礎DEFが約408であったため、剣と2刀以外に耐性を持っていることになる。
・1~2%のバラツキは完全に乱数の範囲を取りきれていないために発生していると思われる。(分母も小さいし)
・○属性が強いアイコンを持つ相手にも適用されるかは未検証。というかドラゴン族がDWDら辺くらいしか・・・。
・他の種族も同様の実験で調べてみよう。
・実験の最初はドラゴンスレイヤーを装備していたものだから、ちょっとした衝撃があったのはいい思い出。