「だって戦闘機って人殺しのための機械でしょう?
そんな願望がある人のドラマなんか、何でわたしが」―(稲葉リカ)
「広報っていう仕事は、航空自衛隊を飛ばすことができるんです
―世間の風に」―(空井大祐)
「空飛ぶ広報室」 有川 浩さん 本文より抜粋
記事に書きたかったのになんか書けてなかったσ(^_^;)
やっぱり有川浩さんの作品は面白い~◎!
発行日が2012/7/25ってまだまだ新着な作品ですよね!
やっぱ自分の職種にこだわれてる人はかっこいい!!!
でもこだわりが強ければ強いほど、
壁に当たった時や挫折したときのダメージは相当なものですよね。
主人公はもう夢が叶わないってなっても
それを徐々に受け入れて、
それまでの経験を活かして別の仕事ができてるっていうのが
すごいことだなーって思いました。o(〃^▽^〃)o
自衛隊に関してもすごく詳しく書いてあって、ビックリ!
自衛隊について知る機会って一般だとほんとに少なくて。
でもなんかこれを読んだら初めて知ることも多くて・・・、
私はかなり無知だと思い知らされました。
私の中では確実に自衛隊に関するイメージアップでしたね。
このストーリーの中で一般の人々に自衛隊のことを知ってもらうために
自衛隊の広報室の人々が一生懸命企画を考えるんです!!
とっても面白い!( ´艸`)
あと後半かなり心にぐっと来るシーンがありましたね。
たぶん読んでいただければわかりますけど、
フィクションだとわかっていながら感動してしまうシーンがありました。
いや、本でめったに泣かないんですけどね。
そのシーンに関しては、「あれ?!泣いてる?!」って感じでした(笑)
東日本大震災に関するお話が最後にもあり、
とても考えさせられる作品でした。
【この本のあらすじ】―amasonあらすじより引用―
不慮の事故でP免になった戦闘機パイロット空井大祐29歳が転勤した先は防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室。待ち受けるのは、ミーハー室長の鷺坂(またの名を詐欺師鷺坂)をはじめ、尻を掻く紅一点のべらんめえ美人・柚木や、鷺坂ファンクラブ1号で「風紀委員by柚木」の槙博己、鷺坂ファンクラブ2号の気儘なオレ様・片山、ベテラン広報官で空井の指導役・比嘉など、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった……。有川浩、渾身のドラマティック長篇小説。
【有川 浩さんの略歴】―Wikipediaより引用―
2003年 に『塩の街 wish on my precious 』で第10回電撃ゲーム小説大賞 を受賞し、翌年に同作にてデビュー。
ライトノベル でデビューしながらも、2作目からは一般文芸書籍と同等のハードカバー 出版が続いており電撃文庫 出身作家の中でも特殊な扱いを受けている(文庫で出版されたデビュー作『塩の街』も、後にハードカバーで出版され直した)。インタビューでは、作品を大人向けのライトノベルと語っており、一般文芸に活動の範囲を広げた現在でも自らを「ライトノベル作家」と称している。 2006年 に発売された『図書館戦争 』は、「本の雑誌 」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を、2007年 度本屋大賞 で第5位を獲得。2008年 、『図書館戦争』シリーズで第39回星雲賞 日本長編作品部門を受賞。『植物図鑑 』が2010年 度本屋大賞 第8位、第1回ブクログ大賞 小説部門大賞を受賞。『キケン 』が2011年 度本屋大賞 第9位、第2回ブクログ大賞 小説部門大賞を受賞。『ストーリー・セラー 』が2011年 度本屋大賞 第10位、『県庁おもてなし課 』が雑誌ダ・ヴィンチのBOOK OF THE YEAR2011で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞 小説部門を受賞するなど、活躍の場を広げている。