村中選手おめでとう自己最多7勝
(セ・リーグ、ヤクルト7-3広島、11回戦、ヤクルト6勝5敗
、27日、神宮)ヤクルトの村中は今季最悪とも言える調子だった。
球威も制球も欠き、何より最大の武器のフォークボールに落差がなか
った。空振りは数えるほどで、タイトルを争う奪三振は2。「もっと
試合中に修正しないと」と自己評価は辛口だった。
一方、イニングの失点は最少にとどめ、1度奪ったリードは手放さ
なかった。球自体は本来のものから程遠くても、崩れることはなく「
粘りある投球ができた」。打撃では二回に勝ち越し打。バットを含め
た総合力でもぎ取った勝利に、胸を張った。
打撃でも二回二死一塁から、左中間に適時二塁打を放った
村中投手のタイムリーなどで逆転した
先頭のホワイトセル選手が2試合連続となる6号ソロ
を右中間スタンド上段に叩き込む
いよいよ爆発モード
追加点の欲しかった7回裏、一死から飯原選手が
ライトスタンドへ7号ソロを放つと
配球の読みズバリ!燕・畠山が2発3打点
二回には外角の変化球を右翼席へ。三回にも外角速球を右中間に2
打席連続の5号ソロ。「当たり自体は完ぺきではないが、球に力を伝
えられている」。球種を絞っていたからこそ、逆方向でもスタンドに
運べた。
■カープ打線を6回3失点に抑え、チームトップ、
そして自己最多の7勝目を挙げた先発・村中投手
「調子は全然よくなかったですが、粘りのピッチングが出来たと思います。(勝ち越しタイムリーは)気持ちよかったです。(畠山選手が大活躍し)ありがとうございます! (自己最多の7勝目を獲得し)数字はまだ全然気にしていないので、投げる試合は常に勝てるようなピッチングをしたいと思います。(ファンに)今日は暑い中、応援ありがとうございました。まだまだクライマックスシリーズを諦めていないので、また応援よろしくお願いします!」