第5章 後編 エルダマールとエルダリエの公子のこと

 〔テレリ族〕の場合 三方に別れる
前回 ウルモの迎えに間に合わなかったテレリ族の一団 
中つ国担当のマイアたち オッセとウィネン夫婦が 何かと面倒みてあげた
 しばらく後 テレリと仲良しのノルドール達の頼みで ウルモが再び孤島を引っ張って 迎えに来る
オッセは担当外のアマン沿岸に行けないらしい 二度とテレリ族の美しい歌声を聞けない為 嘆き悲しんだ
①オッセに説得されて居残ったテレリ達は ファラスリムとなり 初の船乗りとなる 
 主君のキアダンは 『指輪物語』の灰色港を治める 船造りのキアダンです♡


②オルウェ達は やはりオッセの為に アマン手前の海に留まることになる
 ウルモは喜んで島を係留するが 他のヴァラ達やノルドール族からちょっと恨まれた🙍🙎🙎 
カラキルヤから入るヴァリノールの光で 離れ島の草木は勢い良く生い茂った
長年 離れ島に住み 2つの木の光を見る内に オルウェ達はヴァリノールへ行きたくて たまらなくななる
オッセは悲嘆にくれながら 船造りを教え 餞別に 何羽もの白鳥を連れてきて船を曳かせた
オルウェ達は 内陸でなく 海岸に 白鳥港アルクウァロンデを造り 都とした


③エルウェ探しで 2度目の渡航にも間に合わなかったテレリ達
このグループは 海岸から離れて 自分達をエグラスと呼んで 嘆きながら暮らしていたが…
長い恍惚から目覚めて ナン・エルモスから出てきたエルウェとマイアのメリアンを見つけて 大喜び🎉🎉🎉
 今や マイアの公子のようになったエルウェ・シンゴッロ
エルフの中で 最も背高く 髪は銀灰色
中つ国のベレリアンド全てのエルフの王になり シンダール語でエル・シンゴル「灰色マントの王」と呼ばれる
その民は シンダール「灰色エルフ」「薄暮のエルフ」(キアダン達も)
 メリアンの教えとシンゴルの統治で 賢明で技に長じるようになる
 全シンダール中 2つの木を目にしたシンゴルのみは ✨🙉✨光のエルフと見なされた


シルマリルの物語 シルマリルリオン上
J.R.R.トールキン
田中明子訳 評論社

🙆ホビットガイッパイ🙆