* 吐露 | 幸せの道しるべ

幸せの道しるべ

〜 こころの軌跡 〜

昨日は本当に1日中モヤモヤ ×;

幸せの道しるべ*摂食障害と一緒に

「 痩せる 」

という言葉は 今のわたしにとって
甘い、毒薬

食事の量を減らせば
また元通りの生活に戻れば
きっと...そんなに時間をかけずに
体重を落としたり
体の変化を止めたり
そういうことが 出来ると思う

モヤモヤのきっかけは
朝、起きたときの体の感じ
時計のサイズ
ジーンズの履き心地
行動できるようになったこと

そんな些細な変化で
心に靄がかかってしまった

ゆるゆるだった時計
湿気でべたつくのもあるけれど
もう ゆるゆるじゃなくなった
また 調節しに行かないと

GW、彼と出掛けたときには
ぶかぶかだったジーンズ
それも今は ぴったりになった

立ち上がることさえ困難だったのが
今は階段の昇り降りも平気になった


変わってきた
これからも...変わっていく?


どこかで『 まだ痩せているから 』
と、そう思う気持ちがあったから
今までやってこれた部分がある


悔しかった


当たり前に出来ていたことが
自分には当たり前じゃなくなってて
痩せ細った骨みたいな自分を見て
陶酔もしてたけど恐怖も覚えた

その悔しさが、哀しさが
今までわたしを突き動かしてきた

ここを乗り越えないと
克服もなにもないじゃん、って

でも 自分で何でも出来るようになって
そして色んなところが変わってきて


体はずいぶん、回復してきた
でも 心が今は 追いつけていない


ある程度、予想はしてた
6・7月あたりに ヤマが来るんじゃないかって

体力がついて
何でも自分で出来るようになって
悔しさや哀しさが薄れてきたら

「 もう何でも出来るから、
この位でいいんじゃないか 」

そう思いそうだって
GWに彼と話をしていた


予想であって
予想じゃない


自分の性格はよく分かってるつもり
だから、予想だけど現実になるだろうって
1ヶ月前から思ってた

やっぱり現実になっちゃったなぁ…

数字の呪縛からは解放されているけれど
体型を測るものさしは数限りなくある

二の腕がまだ掴めるかどうか
ジーンズが履けるかどうか
腕の血管が見えるかどうか

今はちょっぴり それらに惑わされていて

元々 二の腕は掴めない太さだった
元々 22インチのジーンズなんて履けなかった
元々 腕に血管なんて浮いてなかった


みんなみんな
健康体の頃にはなかったもの
これらが消えていくのは
自然なことなんだよね


だけど それらを失いたくないのは
きっとまだ消えていないから

『 痩せていたい 』

その気持ちが
まだまだわたしの中に残ってるから

標準より痩せてたい
その気持ちが消えないのは
まぁ 仕方がないことなのかもしれない

ずっとずっとそれを頼りに
ずっとずっとそれを求めて
今までやってきたんだから

だけど、甘い毒薬には もう
手を出したくないとも思うんだ

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昨日の夜は、何だか耐えられなくて
遠く離れてる彼に電話をした

痩せが消えていく葛藤
病気じゃなくなったら…という葛藤

色んなモヤモヤが入り混じったまま
ぽつりぽつりと、彼に話をして

母の言動にちょっとずつ傷ついていること
病気じゃなくなったら…
また元のようになるんじゃないかという不安
体型の変化と心の回復のギャップ
まだ太るべきなのか
太っていいのかという疑問

答えられないような質問や話ばかりで
彼を困らせちゃったと思う ×

でも、彼はただひたすら聞いてくれた
今までの母との経緯も知っているし
共感してくれるところは共感してくれて
分からないところは
分からないってちゃんと言ってくれた

彼に求めていた答え
それを言ってもらえたかといえば
たぶん 求めてた答えとは違った

わたしはすごく自分勝手で
相手に「どうしたらいい?」って聞くくせに
自分の中にはこう言って欲しいっていう
願望が渦巻いていて

自分の求める答えがもらえないと
余計にフラストレーション溜まったり
すごく 自分勝手

昨日も途中、自分から電話したくせに
やっぱり欲しい答えはくれないんだなって
そんなことを考える瞬間があった


だけど
そんな気持ちを忘れちゃうくらいの
あたたかい言葉を彼はくれた


rui が居ない今の生活が
俺にとっては普通じゃない
体型がどうのこうのじゃなくて
rui が戻ってきてくれれば
それでいいよ

俺の生活は rui が居る
それの状態が普通だから
存在が大切なんであって
体型じゃないんだよ

俺は 変わらないから


体型が変わることで
母や周りの人たちの
自分に対する見方や接し方も
変わってしまうんじゃないかって
そう不安に思っていたわたし

心はまだまだなのに
体だけ回復していって
見かけで判断されることを
怖がっていたわたし

そんな状態の心に
入ってきてくれた
「 安心 」の欠片

その欠片が
不安がって怖がってた心を
優しく包んでくれて
少しだけ不安が緩んだ気がした


それが昨日の夜の、涙なんだと思う
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低体重のときは
命の危険もある病気だから
(精神疾患の中では致死率が高かったはず)
まずは体の回復が最優先になる


だけど 本当は 『 心 』 の病気

体が回復して 食べられるようになっても
心がそれに追いついていなければ
後戻りしたり、再発しちゃったり
余計に悪化しちゃったり…
そうなるんじゃないかって思う

パッと見、病気だって分からなくなっても
心が「摂食障害」だとしたら

見た目には表れていなくて
「 健康な人 」という認識をされることが
だんだん増えてくるんだと思う

でも そのとき
心はまだ悲鳴を上げているのだから
辛くて苦しくて、哀しくなる

「普通」という周囲の認識
「摂食障害」という自分の認識
そのズレの間で 葛藤するんじゃないかな


体が回復してきた今
わたしが向かい合っていかなきゃなのは
摂食障害の 心


脳みそもまだ病気なんだろうし
体も十分ではないのかもしれない
だけど、一番に考えてあげるべきは
『 心 』 なんだよね


そのことに 昨日 気付いた
正確に言えば、再認識した


食べること、体重の増加、体型の変化
今までずっと 焦点はそこにあった
悩んだり葛藤したりする原因も
体型・体重・食に関して

そこに自分の心の叫びがあったのか
冷静に振り返ってみると…
あんまりなかったような気がする

食行動・体重・体型
それに縛られている原因は
わたしの『 心 』が摂食障害だから

心を癒してあげることで
それらからの呪縛も
和らいでいくんじゃないのかな…

逆を言えば
数字や体型の呪縛を気にしなくなっても
心が癒えていなければ
いつでも逆戻りし得るんじゃないかって
そんなことを思った


体が回復し始めてきた時こそ
もっともっと心を大事にしてあげないと


病気と一目で分かる体
その鎧がなくなった 今
心は裸同然の状態だから

外見だけで判断されれば
裸の心は あっという間に傷ついていく

そしてまた
自分を守る手段として
鎧になる体を求めていくんだろう


護って
癒してあげたい


昨日の夜、そんなことを思って
母に勇気をもって伝えてみました

「 体はだいぶ戻ってきたように思うけど
心はまだまだそれに追いつけてないんだ。
だから…見た目には治ってきたように
見えるかもしれないけれど、
今まで以上に言葉とか態度に気をつけて欲しい 」

今までは体のことが優先になっていたけど
これからは心との対峙になると思うから


今までだったら そんなこと
絶対に伝えられなかった


でも 自分の心を護るため
気付いたときに取り返しのつかないことに
ならないようにするため

自分の気持ちをぶつけた

母にはこれからも迷惑をかけるだろうし
親子関係もまだまだだから
ゆっくり時間をかけて
お互いを解りあっていく必要があると思う


だいぶ良くなってきてた気がするけど
まだまだ 全然


BMI 11台だった体が
動けるようになっただけだ

少し穏やかになったとはいえ
根本原因には辿り着けていないんだ
心は まだ 泣いてるのかもしれない


そう思えたことで
少しだけ、また何かが変わった気がする


何、ってハッキリとは言えないけれど
昨日までのモヤモヤは少し解消したかな?
完全には消えてない気もするけれど
今は、それでいいんだと思う


これが、摂食障害の心なんだって
ありのままの心を受け止めてあげたい*゜


今日は、自分が持っている中で
1番細いジーンズを履きました

このジーンズをあと何回履くかな?
気になって仕方なくなったら履くんだろうけど
きっとこの道の途中で履けなくなる

そのとき 心は何て言うだろう
やっぱり落ち込んじゃうのかな(・ω・`)

でも その落ち込んでる心を
また浮上させてあげられるくらいの
優しさとあたたかさを忘れないでいたい


わたしのすぐ傍に、それは在るんだ


支えてくれる家族・恋人
そしてブログを通じて出逢った方々
自分自身の想い

それを 忘れずにいたい

*+*+*+*+*+*+*+*+*+**+*+*+*+*

長くなってしまいましたが
昨日の夜はそんなことを考えていました

いつも上向きでいられたらいいけれど
時には下降曲線を描きもすると思います

それでも こうやって
何かを考えたり、感じたりすることで
自分の中になにかを蓄えていけたらと
そんなことを思います

役に立つかどうかはわからないけれど
ゼロのままよりはいいと思うから


いろんな葛藤やマイナスの場面を
お見せすることがあるはずですが

温かく見守っていただければ
幸いです*。


みなさんの優しさや励ましに
いつも支えられています◎+


こんなわたしですが
これからも よろしくお願いいたします#"