麻雀ではしばしば、「目無し問題」というのが出てきます。
4人で対局するもので、優勝の目がなくなった場合、
その人はどの様に振舞えばいいのでしょうか、というお話です。
私はアマチュアですし、プロの皆様のように命を懸けてはいません。
それに、こうあるべき!という事を押し付けるつもりも全くありません。
ただ、自分自身に課している物はあります。
それは、なるべく影響の少ない牌を切り続ける、という事です。
自分の捨てた牌で決着する事は避けたい気持ちでした。
更に、下家には大関さんがおります。
簡単に鳴かせる事もしたくありませんでした。
この考え方は、基本的には1位以外の人に若干有利に働きます。
でも私は、少しでもこの痺れる空間を長く保ちたかったですし、私以外の3人の和了で決着して欲しかったのです。
この選択は1打1打が本当に難しく、ともすれば他の対局者より考える必要があります。
ただ、この目無しの時にこそ丁寧に打つ姿勢が、競技麻雀の矜持だという思いを、私は強く持っています。
それが、私からの3人への最上級の敬意なのです。
異論は受け付けますよ。
でも、所詮アマチュアの戯言ですからw
そんなにムキになって異論を挟む事も無いんじゃないですかね♪
※4回戦、南4局1本場開始時
屋城さん 7400(▲52.6/+40.4)
大関さん 49200(+29.2/+64.8)
杉浦さん 52800(+52.8/▲21.4)
中井 10600(▲29.4/▲103.8)
優勝条件
大関さん
アガるか親がノーテンで流局
屋城さん
800・1600以上のツモ、ただし倍満だけダメ。
直撃の場合、大関さんから3200以上、中井から4500以上、杉浦さんから24000以上
もう、この時の採譜とか見たくないんですけどw
覚えているのは、四五六六六八八の形から、1巡目に四を切り、2巡目に五を切っております。
捨て牌にはヒントは出ますが、それが最も影響が少ないと考えるからです。
大関さんが1つ鳴いた時点で、絶対に鳴かせないモードにも入ります。
その為の安全牌確保です。
勿論、他の二人に対しての安全牌も抱えます。
1本場:杉浦さんが屋城さんから2900は3200の直撃。
2本場:杉浦さんリーチで、1人聴牌
3本場:絶対に流したくない親で七対子と心中した杉浦さん。
終盤フリテンの聴牌を迷うことなくリーチ(大関さんに切りづらかったそう)
大関さんは押し切れず、1人聴牌の流局。
4本場:大関さんが鳴きながらタンヤオor中バックで進み、屋城さんも染め手に向かっています。
今回はかなり決着濃厚に見えました…が、またまた杉浦さんからリーチ。
自模って2600は3000オール。
これで持ち点は70000点を超えます。
しかも屋城さんの条件はそこまで苦しくなっておらず
(むしろ杉浦さんからの直撃条件も軽くなってきた)
杉浦さんは大関さんから18000を直撃すると、瞬間トップに立ちます。
そして私は…
配牌から丁寧に降り切る事に、少々疲れてきましたww
だって…ここまで長引くと思ってないもん!!
5本場。
終盤まで誰も動きが無い形。
誰からも動きが無いので捨牌には本当に気を使い、杉浦さんと大関さんに切れている2枚切れの北とかも、屋城さんから3枚目が切られるまで手放せない状態。
終盤杉浦さんが鳴き、形式聴牌で流局。
6本場。
誰にも振り込まない、なるべく鳴かれないというチャレンジも、ついに終焉の時が!
大関さんが300-500は900-1100のツモ上がり。
自ら和了り、この長い戦いに決着がつきました。
優勝は大関さん。
おめでとうございます!
私は…
とても悔しいですが、しょうがないです。
最後も一応丁寧にこなせたのではないかとは思っています。
これを糧にして、次の機会に備えようと思います。
ご声援、ありがとうございました!!
※3回戦終了時
屋城さん +93.0
大関さん +35.6
杉浦さん ▲54.2
中井 ▲74.4
最終戦。
屋城さんは、大関さんとの着順で1着順差だと37400点差以内であれば優勝。
2着順差だと17400点差以内で、これは微妙な差。
ザックリと連対条件となるでしょうか。
逆に大関さんは、基本的に目指すのは屋城さんとのトップラスでしょう。
1着3着は狙えるかもしれませんが、これをあくまで保険にしておき、屋城さんが前に出た数少ない時にカウンターを当てたいところです。
上家の中井が南1局が終わったら完全撤退する事も想定すると、東場が勝負かも。
これは屋城さんにも言えそうです。
杉浦さんは可能性としては、並びを作って貰った上でラス親で連荘する必要があります。
自分で完全に作った上で…というのは虫が良すぎるかもしれません。
ただし、こちらも南2局以降、中井の加点はほぼ見込めないので、そのあたりのバランスも大事になります。
それぞれの思惑が交差しつつ、対局開始。
え?私?
いやぁもう、南場の親が終わるまでは全力。それ以降は違った意味で全力ですよ(後述)
それしかないです。
東1局、親は私。
6巡目ぐらいに大関さんがリーチ!
そして程なく「ツモ!2000-4000」
だから早いって!ww
もし私が屋城さんの位置だった場合、これはそこまで悪くないと思うでしょう。
一番ポイントの低い中井が最下位で、振り込まない限りは3位以上に浮上する可能性は低い。
であれば、大関さんと17400点差以内にとどまればいいですし、2位であれば更に2万点条件が厳しくなりますので。
ただそれは、私が何だかんだで決勝や条件戦の舞台の経験があるからこそなのかもしれません。
実際は慌ててしまうのも無理はないと思います。
次の局で大関さんが親の跳満を自模ります。
確かに大きな6000オール。
※4回戦、東2局終了時
屋城さん 22000(▲8.0/+85.0)
大関さん 56000(+56.0/+91.6)
杉浦さん 22000(▲8.0/▲62.2)
中井 20000(▲40.0/▲114.4)
総合ポイントは逆転しましたが、屋城さんは2位に上がればまたひっくり返ります。
だから、落ち着けるはず…だったのですが。
いや、落ち着いていたのかもしれませんが。
1本場で、杉浦さんが先制リーチをかけます。
まだ親が2回残っていると思えば、杉浦さんに点棒を持って貰う事はそこまで悪くないはず。
場合によっては共闘もできるからです。
しかし、ドラドラになって追っかけリーチを打ち、杉浦さんに放銃。
裏ドラが2枚乗り、8300てんの支出で、気が付けば並びが出来てしまいます。
東3局は屋城さんの親で、タンヤオドラドラの鳴きから入るものの、
ここでも杉浦さんがリーチでツモ上がりの2000-4000。
親も落ちて、苦しい…?
いや、そうでもないのが条件戦の難しいところ。
※4回戦、東3局終了時
屋城さん 8700(▲51.3/+41.7)
大関さん 54000(+54.0/+89.6)
杉浦さん 39300(+19.3/▲34.9)
中井 18000(▲22.0/▲96.4)
杉浦さんがトップまで突き抜けたのち、中井をかわすと再び着順差は1つ。
そうなると、またまた逆転します。
若干細い糸ですが、まだまだ諦めるべきではありません。
そしてそれは、徐々に現実味を帯びていきます。
東4局、屋城さんは1000点の聴牌をしていましたが、
それをあがる場所がこの点差だとありません。
形だけの聴牌を維持していると、杉浦さんが2000オールをあがり、大関さんとの差を詰めます。
1本場。
まだいたの?の中井が、イッツーのドラペンチャンの7s待ちでリーチ!
しかし、この時点で大関さんは聴牌を入れており、私の現物で誰にも当たらなそうな7mを切ると…
杉浦さん「ロン」
ペン7m待ちのダブ東ドラドラの12000は12300を直撃!
これで屋城さんは中井をまくる現実的な道が!
しかし2本場は大関さんが2200-4200を和了。
※4回戦、東3局終了時
屋城さん 4500(▲55.5/+37.5)
大関さん 48300(+28.3/+63.9)
杉浦さん 54400(+54.4/▲19.8)
中井 12800(▲27.2/▲101.6)
私、1回も振ってないんですけどね。
もう、比較的長い間世知辛いw
南1局。
0本場は15巡目にようやく聴牌し、リーチして流局、1人聴牌。
1本場は13巡目でまだイーシャンテン。
大関さんがダマテンで800-1400を自模り、私の戦いは終わりました。
そうすると私は、違った意味での全力の麻雀を目指す事となります。
もう和了ることは許されないと思っておりました。
南2局。
大関さんの親番。
どうしても加点したいところでしたが、7巡目に屋城さんからリーチ。
中井は行かない、大関さんと杉浦さんは行けない。
一人旅になり、自模って1300-2600。
※4回戦、南3局開始時
屋城さん 7400(▲52.6/+40.4)
大関さん 49200(+29.2/+64.8)
杉浦さん 52800(+52.8/▲21.4)
中井 10600(▲29.4/▲103.8)
あがっての親番を迎えた屋城さん。
大関さん、杉浦さんは絶対に加点されたくない。
屋城さんは迫ってきた中井を逆転すれば、ほぼトータルトップに立つ状況です。
南3局。
大関さんは絞って鳴かせない展開。
杉浦さんも受け気味に。
中井は、もう南2局から受けてます。
結果…
全員ノーテンで流局。
この点差のまま、オーラスを迎えます。
競技麻雀で最も痺れる瞬間。
何だかんだでギャラリーは10人ぐらいおりました。
大関さんは和了れば優勝。
屋城さんはそれなりの条件はありますが、十分にクリア可能な条件。
杉浦さんは上がり続ければいい。
3人の思惑を乗せ、オーラスが始まるのでした。
3戦目。
開局にトップ目の屋城さんが早い巡目でのリーチ。
この時の私の手は…
四五六七八(555)24678 のイーシャンテン。
目一杯に行っているので、一応六は現物ですが、それを切るとこの手は死にます。
(4)を持ってきて、躊躇なく2を切って全面戦争の構え。
四五六七八(4555)4678
…で、(7)を引いてくるんですね。
(5)のワンチャンスです。
マンズとピンズが両方とも超好形です。
ほぼノータイムで切ります。
ほぼノータイムで「ロン」と言われます。
567の三色の方です。
8000点の損失です。
世知辛いのぉ…
次の局。
役牌とドラが対子。
すぐに役牌を鳴きます。
すると、親の屋城さんからリーチが来ます。
私はドラを食い取り、(457)待ちの8000点の手になります。
(4)は屋城さんの現物です。
チョット支出は大きいけど、ここで屋城さんを止めなければいけないんじゃない?
ねぇ…ねぇ…
「ツモ」
勝ったのは屋城さん。
リーチツモ中三色の4000オール。
世知辛いのぉ。
1本場。
またまた屋城さんから早いリーチ。
今度は抵抗できないよ。
暫くして屋城さんがツモり、4000は4100オール。
これで6万点を超え、私はもう厳しさの極致。
その後、満貫を2回あがって2着目になりましたが、南場の親番で2番手の大関さんに満貫を振り、ジエンド。
3回戦終了時
屋城さん +93.0
大関さん +35.6
杉浦さん ▲54.2
中井 ▲74.4
4戦目の場決めで、並び順が中井-大関-屋城-杉浦の順に。
ラス親になった杉浦さんも、かろうじて可能性が繋がったとするなら、私以外の3人の争いになる事は見えていました。
冷静に屋城さんが場を回すことが出来るかどうか。
それが難しくなった場合に、大関さんにチャンスが来ます。
しかし、南2局になったら、中井から鳴く事は難しくなるでしょう。
運命の最終戦が始まるのでした。
オーラスの点数を再掲。
(親)杉浦さん 33000(+33.0/▲14.6)
大関さん 32900(+12.9/+54.7)
屋城さん 31500(▲8.5/+9.5)
中井 22600(▲37.4/▲49.6)
条件を背負い、せめてこのままの順位で終わらせようと思っていた私には…
ドラの無いタンヤオの手が入りますw
世知辛い…というか、笑うしかありません。
そして、2副露して出た当たり牌…が、杉浦さんから(笑)
それを、当然見逃し。
更に次の巡目で、杉浦さんがツモ切りリーチで出た、再度の当たり牌(笑)を、またもや見逃し。
これで私はこの局はやめだな…と思う前に、大関さんが一発で12000の放銃。
むむむ、これ…は??
1本場。
(親)杉浦さん 45000(+45.0/▲2.6)
屋城さん 31500(+11.5/+29.5)
中井 22600(▲17.4/▲29.6)
大関さん 20900(▲39.1/+2.7)
先程と比較して、模様が大きく変わり、かなり条件が良くなりました。
私は満貫ツモで、いい並びの2着に上がれます。
そんな私に…配牌でドラの発が暗刻!!!
前局の2度の見逃しが報われた!!
マイナスの中でも比較的戦えている、そんな手応えがありました。
これは、ツモor直撃をしっかり狙うべき。
2着に浮上すれば大混戦になりますし、これは絶対に和了りたい!!
6pのポンから仕掛け、6巡目にこれで聴牌…
屋城さん「ロン」「2000は2300」
え??
2戦目の結果。
(親)杉浦さん 45000(+45.0/▲2.6)
屋城さん 33800(+13.8/+31.8)
大関さん 20900(▲19.1/+22.7)
中井 20300(▲39.7/▲51.9)
2位を目前にして、4位に落とされました。
うーむ、世知辛いのぉ…
対局時はほとんど表情を変えませんでしたが、これは本当にきつかったです。
対局後に屋城さんに伺いましたが、渋々ではなく、元々私から高めの2000点が出ても和了るつもりだったそうです。
その考えに至ったのは、準決勝での対局で必要以上に私への警戒心があったという事も教えてくださいました。
私、そんなに上手くないですからね♪ww
そして、前に出るしかない戦いが始まるのでした…(続く)