・メモ
ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い
[古典ギリシアの精神/¥2,090]
[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]
[651p/978-4-480-08071-4]
[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]
[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03
・メモ
各界の名士達が自らの語学学習歴を紹介する形式の著作。色々面白かったが特に面白かった2人を挙げるとすると、独学の楽しさを教えてくれる近藤直行氏と多言語学習の楽しさを教えてくれる鈴木晶氏だ。それぞれの話ももちろん面白いのだが、両者の第2外国語に対する主張も対照的で面白い。
近藤直行氏:
「なぜ大学では第二外国語が必修なのだろうか。よほど語学の際のある人ならともかくも、私などとても両立せず、結局両方とも虻蜂取らずになることをおそれ、できるだけ多くの時間を英語にふりむけることにした。」
鈴木晶氏:
「この機会に、複数の外国語を学ぶことについて、一言意見を述べておきたい。最近あちらこちらで、大学の必修外国語を英語のみにすべきだという声を聞く。英語だけでもマスターするのが大変なのだから、外国語をもう1つ勉強させるということには無理がある、というのがその理由だ。確かに大学の語学教師をしていると、この子たちに外国語を二つ学ばせるのは無理だなあと感じることが多いが、英語に熟達するのと、英語ともう1つの外国語を中途半端にマスターするのと、この二つを比べたら、私は躊躇なく後者を選ぶ。」
興味を持った両者が全く違う見解を持っているところが面白かった。
[外国語をどう学んだか/¥500]
[現代新書編集部/講談社(1992/3)]
[240p/4-06-149090-7]
[筑紫哲也、柳瀬尚紀、小谷真美子、小鷹信光、東後勝明、鹿島茂、舛添要一、奥本大三郎、池内紀、若林正人、近藤直行、鈴木晶、吉村作治、小池ユリ子、関川夏央、アガタ・アン・モレシャン]
[@gendai_shinsho]
[
]
[講談社現代新書1090][自初][038][kv 00][bb 04]