・メモ

モントルージャズフェスティバルジャパン2024の3日目を見てきた。当日、様々なトラブルがあり、鑑賞できたのは16時半くらいからだったが、そんなことを忘れさせるほど充実したコンサートだった。以下に簡単なコメントを添える。

 

- Tomoaki Baba Big Rider with Big Yuki

Blue Giantのサントラ盤でサックスを担当したTomoaki Babaのユニット。2人+Big Yukiで紡ぎ出すサウンドは起伏に富んだドラマティックさを備えた素晴らしいもの。Baba氏のサックスをインプットに様々な音源を鳴らすライブは3人とは思えないほどの音の豊かさが光った。

 

- Shing02 X the Either with Spin Master A-1

日本のヒップホップアーティスト+DJと上海の古楽器を中心とした3人組のコラボレーション。想像を超えたコラボだが、出てくる音は静かな強さを感じさせるもので悪くない。特に二胡の響きが本当に美しく楽しめた。the Eitherのリーダは担当はvoiceとなっていたが、shing02がいるため今回のセッションではキーボードを担当、がっ、かなりの腕前と見たw

 

・小曽根真トリオ with 陸悠+松井秀太郎

気鋭のミュージシャンとしてデビューした小曽根真も今では大ベテラン、余裕を感じさせるステージだった。ミュージシャンとしての顔以外にこのステージは教育者としての顔を見せ、ベースとドラムをステージ上で課題を与え続け、それに彼らが懸命に応えている様子が素晴らしかった。またゲスト出演した松井秀太郎が何しろ可愛いw どんなタイプの曲でも楽々と対応してしまう技量の高さが際立つ感じだ。どこまで伸びていくか楽しみだ。

 

・Herbie Hancock

Herbieが名うてのミュージシャンを従えたこのフェスティバルのラストステージ、ハービーが生きているだけで嬉しいのだが、うーん小さくなったな。。テレンス・ブランチャードを含むバックを固めるメンバーのパフォーマンスは素晴らしく、特にギターのリオーネル・ルエケがギターとヴォイスで様々な音を鳴らすパフォーマンスが素晴らしかった。

 

そして最高のクライマックスが(^_^) それまで大人しくキーボード群を操っていたHerbieが席を立つ。おおぉショルダーキーボードを抱えたぞ。そして彼の手から紡ぎ出されたサウンドはカメレオンのイントロだ!大興奮w曲の終盤でリオーネルと対峙したHerbieがキーボード弾きながらステップを踏んでるぞ!

これ以上何を望めるだろうかw

 

この日見れなかったミュージシャンの中にはYoko Kannoの名前が。この人、兄が聴かせてくれたウルトラファンクのコンポーザ兼ミュージシャンだw 聴いてみたかったな