・メモ

ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い

 

[古典ギリシアの精神/¥2,090]

[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]

[651p/978-4-480-08071-4]

[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラ

 

 

 

・メモ

本書を最初に手にしたのは確か今年の2月か3月だったと思う。それまではデヴィッド・ボウイについてはヒット曲をたくさん出した人くらいのイメージしかなかったが、去年、彼のセレクトした100冊の書評を偶然読んでから、彼が単なるポップスターではないことが朧げながらわかってきた。そこで図書館でその書評のすぐ横にあった本書を手にした。その時には本文中で頻繁に彼の楽曲が引用されるため、その蓄積がほとんどない私には壁が厚かった。

 

そして彼の多数の楽曲を聴き込んだ上で再度チャレンジしてみた。結果は理解できるようになったことがいくつか生じたのに対して、そこから生じる謎の方がはるかに大きくなり、更に頭を抱えることになった。デヴィッド・ボウイという男は何者なのだろう。

 

様々な自分のボウイにまつわるエピソード、エッセイを繰り出す哲学者である著者も結論を出しかねているようにも思う。デヴィッド・ボウイは多分、生の世界にも死の世界にも安住の場を見つけられず、そのどちらでもない世界を浮遊しているような気がする。そこから提示される楽曲は現実なのか虚構なのか(多分虚構)は曖昧なままだ。

 

結論から言えば、結局2度読んだにも関わらず頭の中はモヤモヤしたままだ。

 

現在本書の訳者である田中氏の500ページを超えるデヴィッド・ボーイの著者にチャレンジしているのでこれを読み終わると、本書の再再挑戦が可能になるかなとぼんやり考えておりますw

 

 

[ボウイ その生と死に/¥2,200]

[サイモン・クリッチリー著、田中純訳/新曜社(2017/12/25)]

[247p/978-4-7885-1554-3]

[@shin_yo_sha]

[ブラックスター、スペース・オディティ、スターマン、ゴールデン・イヤーズ、チャイナ・ガール、ヒーローズ、ヤング・アメリカン、遺作、モット•ザ・フープル、スターマン、イギー・ポップ、ルー・リード、トニー・ヴィスコンティ]

[単行本][図][028][kv 00][bb 04][mt 025]