・メモ
ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い
[古典ギリシアの精神/¥2,090]
[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]
[651p/978-4-480-08071-4]
[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]
[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03
・メモ
西洋古典力強化シリーズ
ソポクレースの悲劇。オイディプスに関する悲劇の完結編。テーバイを攻めたポリュネイケスは弟のエテオクレスと戦い両者とも亡くなる。母国を攻めたポリュネイケスは埋葬を禁じられ、遺体は放置されたままだ。妹のアンティゴネーは埋葬を行うものを罰するというクレオンの命に背き、兄の埋葬を行う。怒ったクレオンはアンティゴネーを死刑を宣告し、その異常さにアンティゴネーの婚約者である息子のハイモンとは訣別する。クレオンは預言者テイレシアスの言葉で心を入れ替えるが時すでに遅く、アンティゴネーは亡くなり、ハイモンは自死し、クレオンの妻も命を断つ。
3部作を通して狂気がソポクレス → エテオクレス、ポリュネイケス → クレオンと伝播していく過程が凄まじい。それにしても、クレオンはこんなに頑なな男だったかなぁ。まぁ狂気に苛まれているので仕方ないか。
[アンティゴネー/¥396]
[ソポクレス著、呉茂一訳/岩波書店(1961/9/5)]
[101p/4-00-321051-4]
[オイディプス、アンティゴネー、イスメーネー、クレオン、エテオクレース、ポリュネイケス、エウリュディケー、テイレシアス、ハイモン]
[@iwabun1927]
[岩波文庫 赤105-1][自][003][kv 00][bb 04][mt 022]