・メモ
曲としては私個人のトップ3に入るhall and oatesの、"wait for me"、サウンドクリエータとしてプロデューサとして、こちらもトップ3に入るtodd、この2つがライブで共演ということになれば、そりゃ行くでしょうw
cornelius
小山田圭吾のソロプロジェクトとして知られたcornelius、今回のライブはtoddとdarylの前座という扱いで、彼らの目当ての高齢ファンを目の前にしてのライブは大変だったと思う。
ただこのバンド、紡ぎ出すサウンドは強力なファンクビートのドラムにハードなギターが絡み、ベースとキーボードが楽曲の構成を確かなものに支えるのでかなり聴いていて面白いサウンドだった。特に小山田氏のギターは時としてジミ・ヘンドリクスを彷彿とさせ、サウンドと連動するスクリーに映された映像の効果もあり不思議な音空間はかなり魅力にあふれていた。このバンドはレコードでも聴きたい。
todd rundgren
toddの名前を知ったのは1973年。音を聞いたのは1977年。初めてコンサートに行ったのは1979年。それからは何度も何度も日本でのコンサートに足を運んだものだ。うあつ病で行けない時もあったが、いつも生活の横にトッドがいたような気がする。なので彼は私にとってはロックのスーパースターの一人だ。
さてdarylのハウスバンドを借りたtoddのライブ、2、3曲ゲスト出演する程度かなと思っていた予想は完全に裏切られた。ギターにヴォーカルにtoddが縦横無尽に走り回りほぼtoddのライブに行ったのと変わりない。大変嬉しかったがトッドのレギュラーバンドでのライブもまた見てみたい。ジェシが亡くなったのが本当に残念。
そして今回、オリジナルでタイトルが出てこなかったのが2曲、いずれもnearly humanの曲だ。早速図書館に予約だw
daryl hall
パフォーマとしてはhall and oatesの時しか知らないので、私はhall and oatesの楽曲の時だけ時として立ち上がり楽しんだが、ソロの楽曲は正直知らないのでw ベンチに腰掛けて聴くことに終始した。しかし大半の観客については当にdarylが目当てだったので1曲目から総立ちだw みんな、若くないんだからそんなに意気込むと腰を痛めるよw
ということで「そこそこ」楽しむことができた。darylは本当に歌が上手いと思うが、私が注目したのは長年darylと行動を共にしているcharlie du chantだ。初来日のときメンバー紹介でサックスを吹くのではなく、アカペラのヴォーカルを披露したそのパフォーマンスに魅了されてしまった。今はもうキーボードはほとんど弾かずサックスと効果音だけを担当しているがライブの途中でも数曲ソロを取る機会がありすっかり白くなった長髪を揺らしての演奏はムード満点で大いに盛り上がった。長く続けてねw
それにしてもこのセットでのサウンドは問題ありだったな。特にギターとヴォーカルが音が半潰れてしまっていてうまく聴き取れなかった。corneliusの時はいい感じだったのに残念。
encore
Toddはwar babiesをプロデュースした際、Darylの歌唱に興味を持ち、自分の歌唱を彼の歌い方に近づけたらしい。そのことでdarylと一悶着あったらしいが今日見る限り、そういった経緯はすでに過去のものとなっていることが確認できホッとしたw
さて、コンサート開始前から私は「アンコールでwait for meをdarylとtoddで聴きたい」と何度も言っていたが、一緒にやって来たドトール氏は「多分やらないんじゃないすかね」とつれないことを言う。何度かそんなやりとりがあった後でアンコールが始まる。スローな雰囲気でなんの曲なのかなと耳を澄ませていたが疑問が歓喜に変わるのには余り時間は掛からなかったと思う。二人の"wait for me"、夢のような瞬間だったなぁ。
昨今の日本のサッカーといい、このアンコールといい、私の人生における夢のほとんどが叶ってしまった。言いたくはないが事実上「いつ死んでもいい」と言う状態ですw
・演奏楽曲
第1部 cornelius
1 火花
2 audio architecture
3 another viewpoint
4 count 5 or 6
5 いつか/どこか
6 cue
7 環境と心理
8 あなたがいるなら
第2部 todd rundgren
1 real man
2 love of the common men
3 it wouldn't have made any difference
4 we gotta get you a woman
5 buffalo grass
6 i saw the light
7 black maria
8 unloved children
9 hello it's me
10 sometimes i don't know what to feel
11 i'm so proud
12 woo baby baby
13 i want you
14 the want of a nail
第3部 daryl hall
1 dreamtime
2 foolish pride
3 out of touch
4 say it isn't so
5 i'm ina philly mood
6 everytime you go away
7 babs and babs
8 here comes the rain again
9 sara smile
10 i can't go for that
アンコール daryl hall & todd rundgren
1 wait for me
2 can we still be friends?
3 didn't i(blow your mind this time)
4 private eyes