・メモ
ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い
[古典ギリシアの精神/¥2,090]
[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]
[651p/978-4-480-08071-4]
[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]
_[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03
・メモ
写本の媒体として耳にすることの多い羊皮紙、しかし細かい話はほとんど知ることがなかった。そもそも羊皮紙って具体的に羊のどの部分か、羊皮紙を得るために羊は殺す必要があるのか、ないのかといった基本的な部分さえ知ることがなかった。
本書を読むことによっていろいろなことが分かった。
・羊皮紙は羊のどの部分か -> 文字通り皮膚の部分
・羊は殺す必要があるか -> 食用に使用した羊の皮膚を利用しているので羊皮紙のために殺すことはない
・羊皮紙といっても、原料は羊のほか、牛、山羊から取られる
・羊皮紙の用途としては文学写本のほか、証書、聖書、コーランなどがあるが、意外なところでは卒業証書がある。最近まで利用されていた学校も多い。
更に羊皮紙でも用途によって修正をしやすいものにしたり(通常の写本等)、修正をしにくくしたり(証書など)性質を変えたものを作ることがわかりとても面白かった。
[羊皮紙の世界/¥3,190]
[八木健治著/岩波書店(2022/8/30)][122p/978-4-00-025475-5]
[羊、牛、山羊、写本、宗教文書(聖書、コーラン)、証書、卒業証書、パリンプセプト]
[Iwanamishoten]
[単行本][図][058][kv 00][bb 05][mt 012]