・メモ

ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い

 

[古典ギリシアの精神/¥2,090]

[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]

[651p/978-4-480-08071-4]

[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]

[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03

 

 

 

・メモ

西洋美術の歴史を辿るシリーズの第1巻、主にギリシアとローマの美術およびアジアへの変遷について扱っている。実は2年前の学部時代の芳賀先生の参考図書として指定されていたのだが、本書の厚さに恐れをなし読めずにいた。今回意を決して何とか読み終えた。

 

本書で驚かされるのはギリシア、ローマの芸術群が東方世界にもかなり伝搬していると同時に、インドなどで仏教の芸術に取り入れられている点、それもギリシア・ローマの神話の内容を理解し適切に選択した対象者、対象物(ヘラクレス、トロイの木馬)に合わせて仏教美術を作成していたことに興味を持った。またこの活動にはアジアにわたっていたギリシア系住民が大きな役割を果たしたという事実に驚かされた。

 

本書を読むことでやっと西洋古典における美術を語る基礎ができたと言えるかもしれないw

 

[.西洋美術の歴史 1 古代/¥4,180]

[芳賀京子、芳賀満/中央公論新社(2017/31)]

[656p/978-4-12-403591-9]

[ギリシア、ローマ、建築物、美術、宗教、皇帝、ポンペイ、東方、ギリシアローマ美術の採用、ヘラクレス、スキュラ、トロイの木馬]

[西洋美術の歴史 ギリシアとローマ、美の曙光][図][026]

[https://twitter.com/ebine_comix,]

[kv 00][bb 004]