・メモ

ニーチェ全集の第1巻を読んでみた。本書を読むきっかけは、数年前に葛西教授がニーチェは哲学以前は西洋古典の文献学の研究者だったという話(多分)を思い

 

[古典ギリシアの精神/¥2,090]

[フリードリッヒ・ニーチェ著、戸塚七郎他訳/筑摩書房(1994/5/9)]

[651p/978-4-480-08071-4]

[西洋古典学、プラトーン、古典ギリシア、宗教、ギリシア人の祭祀、プラトーン対話篇]

[ちくま学芸文庫、ニーチェ全集 1][図][050][kv 00][bb 03

 

 

 

・メモ

私にとってはロマンス語の研究者として、そしてラテン語の入門書の作者としての小林氏という認識があるが、本書では単なるラテン語の文法の入門編にとどまらず、ローマ帝国の成り立ちや、後世の言語へのラテン語の影響、ラテン語世界の文学者の紹介と、限られた紙面の中で多くのトピックスを一通り触ってくれているのが非常にありがたい。何度も読むような本ではないが、ラテン語を俯瞰する意味で読んでおくのも良いかと思う。

 

[ラテン語の世界 ローマが残した無限の遺産/¥946]

[小林標著/中央公論新社(2006/2/25)]

[288p/4-12-101833-8]

[ラテン語、ローマ帝国の成り立ち、俗ラテン語、ラテン語を使った造語能力、散文、カエサル、キケロ、韻文、ウェルギリウス、オウィディウス、ホラティウス、エトルリア、ギリシア語]

[中公新書1833][図][008][kv 00][bb 04]