・メモ
幸田文の小説は読んだことがない。ただ名前を知っているだけだ。ということで先入観無しに読んでみた。うーん、この人は文章が非常に上手いと思う。個々の短編小説には森絵都や阿刀田高のような捻りの効いた落ちや大どんでん返しはなく、多分そうなるだろうなぁと想像していたところに話は落ち着いていく。しかしその結論までを飽きさせることなく巧みに読者を導いていく筆力は素晴らしい。もう1冊読んでみようw
[台所のおと /¥565]
[幸田文著/講談社(1995/8/15)]
[297p/4-06-263027-3]
[不治の病、逝去、近眼、失明、おばあさま、借家、葬式次第、スピーチ、足袋、音、兄弟姉妹]
[講談社文庫こ-41-2][店[016]
[kv 00][bb 01]