・メモ

アテナイの民主制をカイロネイアの戦い〜ラミア戦争というアテナイの自治がスパルタの支配下に置かれていた時期に、デモステネスという一人の弁論家にフォーカスを当てて記述した書籍。

 

なお、キケローのピリッピカという、アントニウス弾劾演説は、デモステネスのマケドニアのフィリポス2世に対する非難演説に因んでピリッピカと名付けられたとのことだ。

 

それにしてもデモステネステネスに関しての謎は残る。なぜ彼は反マケドニアを貫いたのか、なぜカイロネイアの戦いに参戦しそして戦場から逃げたのか、そしてなぜハルパロスの資金に手を染めたのか。真相が明らかになる日は来るのかな?

 

[アテネ 最期の輝き/¥3,080]

[澤田典子/岩波書店(2008/3/19)]

[269p/978-4-00-022041-5]

[デモステネス、フィリッポス、アレクサンドル大王、民主制、カイロネイアの戦い、ラミア戦争、ハルパロス、反マケドニア]

[単行本][図][006]