・メモ
フランスの歴史をお菓子の歴史と絡ませながら綴った書籍である。本書を読むと今でこそグルメ王国みたいな扱いを受けているフランスも、こうなるまでには随分他国のの文化を取り入れていったことがわかる。例えばコース料理、砂糖、アイスクリームはイタリアから、チョコレートはスペインから持ち込まれたことがわかる。これらの文化が王政の終了とともに王家や貴族の家でコックをしていた料理人が独立しレストランを開いた事で一気にフランスの料理のレベルアップに貢献していったという事なんだろうな。
[お菓子でたどるフランス史/¥968]
[髙橋由佳利著/集英社(2013/11/20)]
[224/978-4-00-500757-8]
[プルースト、マドレーヌ、カトリーヌ・ド・メディシス、マリア・テレーザ、モンテスパン夫人、ポンパドール夫人、デュマ、料理大辞典、砂糖=イタリア、スペイン=チョコレート][岩波ジュニア新書757][店][116]