・メモ
ロシア語、ポーランド語翻訳者として知られる工藤氏のエッセイ。自らの半生、翻訳した書籍に関する話、日本語、特に訳語に関する談義など内容はかなり面白い。取り分け、本書の後半の「うるさすぎる言語談義」における筆者の言葉に対するこだわりがかなり興味深かった。ただ、個人的には言葉は常に動いていくものなので、あまり言葉の使い方にこだわる気ははないw
[ぼくの翻訳人生/¥902]
[工藤幸雄著/中央公論新社(2004/12/20)]
[267p/4-12-101778-1]
[ロシア語、ポーランド語、フランス語、英語、言葉へのこだわり、江川卓、御三家、木村彰一]
[中公新
・メモ
アリストテレスの自然学に関して特に空間、空虚、時間などに焦点を当てた一冊。前に紹介した時間論が時間の本質に迫っておらず期待外れだったのに比べ、本書は時間についても真正面から取り組んでおり、卒論のネタ本の一つとして十分使えそうだ。なによりアリストテレースが時間の定義を運動ありきのように決めていた部分に注視しており、ここは非常に参考になりそうだ。ただし、これも非常に難しい本であり、論文完成までに何度も繰り返し読むことになりそうだw アリストテレースへの道は限りなく険しいw
[アリストテレスの時空論/¥5,500]
[松浦和也著/知泉書館(2018/1/15)]
[233p/978-4-86285-267-0]
[アリストテレス全集 第4巻、自然学、運動VS時間、時間軸、今、現在、卒論]
[単行本][図初][105]