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・メモ
近代絵画史、上巻に続く下巻であって、現代美術史に続く多くのバリエーションの発芽が見てとれる。大きな流れの変化はピカソ、ブラックによるキュービズム、そしてダリを産んだシュールレアリスム、カディンスキーらのバウハウス、そして究極の抽象化であるモンドリアンと、興味は尽きない。
個人的には遠近法などによりキャンバスの上に擬似的に作り上げた3次元空間を完全否定し、立体を半ば強引に平面に押し込んだキュビズムに心を奪われた。素晴らしい。
[近代絵画史(下)/¥–]
[高階秀爾著/中央公論新社(1975/2/25)]
[242p/978-4-12-190386-0]
[キュービズム、シュールレアリスム、バウハウス、ピカソ、ダリ、ブラック、モンドリアン]
[中公新書386][大図][073]