#0078:11月6日(金)
10月31日(土)
月曜日にはホラーティウスの訳の担当なので土日で準備し訳文を提出する必要がある。ということで全21行について各単語について辞書的な意味、declension, conjugationなどの情報を加えていく。半分ほど出来たところで学校へ。
本郷三丁目についたが、大学の図書館へは行かず、区立図書館へ。ここで残りの単語について意味などを調べノートに書き込んでいく。11時前にその作業は終了、一旦休憩(多分w)
11月1日(日)
朝からホラーティウスの翻訳に取り組む。各単語の意味、形を調査済みであり、commentaryにも目を通してあるので、ある程度簡単に訳せるのではないかと思っていたが、参考にしていた和訳がかなり自由に訳を構成しているため中々うまく訳の参考にすることができずかなり苦戦した。philolog、羅和事典なども活用し10時過ぎになんとか形になったので訳文を提出して一段落。この後映画を見るために東京へ。
東京から帰ってくる間に、ラテン語の文節の区切り方(長短)を再確認したが、以前は当日慌ててやっていたことなので今回はかなりの余裕を感じることになった。
夜遅く、明日の担当分について、辞書を引き直し、音節が自然に長いものについて一つ一つ明示して行った。明日の朝ホラーティウスの原文をヘキサメトロスに区切っていく際の多いに助けになってくれると思う。この作業も今まで必要と感じながら手が出せなかった部分だ。少し前進。
11月2日(月)
今日は4限で担当が当たるホラーティウスの原文をヘクサメトロスに切り分けていく。ホラーティウスについては今回が4回目でありかなり慣れたと思ったのだが、これが中々上手くいかない。基本的にヘクサメトロスへの区切り方がまだよく分かってないんだろうな。結局9時過ぎまでかかってしまった。疲労困憊。3限目がないのでこの時間を利用してホラーティウスの朗読を練習してしまおう。
2限は哲学概論。知性と理性の違い、そして論理/論理学について学んだ。それによると論理学を作ったのはプラトーンであり形式的あるいは記号論理学を作ったのは論理学を発展させたアリストテレースであるという。三段論法なんかは形式的な論理学の代表かな。ただ、現在の論理学は膨大な数式の羅列による、ほぼ数学の世界だという。うーん、これはついていけないw
3限目は授業がなく、この時間を利用して4限のホラーティウスの担当分の朗読の練習を何度か行った。まぁ少しは読めるようになったが相変わらずヘキサメトロスの識別に疑問点が頻発してしまった。少し分かるようになったせいで悩みも深い(^_^;)
4限、ホラーティウスの訳、最初の朗読は、発音を間違えた2点について指摘があったが、まぁまぁうまくできたかな。しかし訳では2、3個明らかかに単語のかかり受けの取り違いがあった。物理的に二つの単語が離れてしまうと対応関係が全く分からなくなってしまう。ciceroで離れた単語の対応関係には慣れたつもりだったがすっかり忘れてしまってる。うーん、ラテン語マスターへの道は厳しく大変だw
夜遅く、水曜提出期限のラテン語初級の課題を5題中1題だけ解いて今日のお勉強は終了。残りは明日朝だな。
11月3日(火)
朝イチ、ラテン語初級の残り4題をコツコツと解いて完了、サーバに上げて一安心。もうすぐ学校へ。
本郷についた後、気が変わり真砂図書館へ。ここで明日の授業で当たる和訳に取り組む。6題解いたところで午前中は終了。
昼食後、場所を総合図書館別館に移して続きを行う。が、進捗は捗々しくない。結局何題かはラテン語の格言なので原点に当たることにし、横浜の中央図書館へ。
中央図書館では、ホラーティウス、カエサル、オウィディウスの翻訳の資料を取り揃え帰宅。今日中になんとかしたいな。
ということで和訳の残りを片付けた。しかし翻訳があると言ってもなかなか難しい。明日手をあげられそうなのはカエサルのガリア戦記の部分(no.10)だけだな。
11月4日(水)
今日はオデュッセイアの担当が当たっていないので朝は少し余裕があるので借りてきている本を少しずつ進めた。読んだのは「よくわかる哲学・思想」「ツァラトゥストラはこう言った」「ギリシア文学散歩」「古代ローマ旅行ガイド」「ギリシア史」だ。
2限はオデュッセイア購読。担当者の朗読に合わせて自分でも文章を追ってみる。さらに声を出して読んでみる。簡単なことに思われるかもしれないが前期はこれができなかった。今はヘクサメトロスの知識が少し身についたのでやっと少し出来るようになった。次回からはその回の範囲を事前に読めるようにしておこう。少しずつ少しずつ。
3限はラテン語初級、前回は体調が悪く課題についても1回しか手を挙げることができず、解答についても質問に答えられず酷い出来だった。今回は1題だけでもいいのできちんと答えられるよう昼の時間に十分に準備した上で授業に臨んだ。結局3題担当することができた。特にテレンティウスの"homo, sum; nil humani a me alienum puto"を担当できたことはかなり嬉しい。この言葉、なだいなだ氏が何度も言及していた言葉で、ラテン語に触れるようになってからそれがラテン語であることを見出し、感動したものだ。その後実際に氏に確認する機会があり、まさにその言葉だということを言われて嬉しくなった記憶がある。
4限は美学史。前半は美学についてプラトーンとアリストテレースの関わり合いについての文献の和訳と説明、後半はアリストテレースの詩学を少しずつ原文で読んでいくという形で進んでいく。前半はいいのだが後半は少し厄介だ。受講者が限られている上、ギリシア語については私ともう一人がギリシア語初級を受けているだけという心細さだ。なので朗読、あるいは翻訳が必ず回ってくる。今回は油断していて事前に訳を仕上げていなかったので、訳を振られると大いに焦り、結局1行だけの訳で勘弁してもらった。次回からは少なくとも3行分くらいはしっかり予習して臨もうと思う。冷や汗をかいた。
11月5日(木)
明日は1限がギリシア語入門。1回ごとに2課進み、各課ごとに練習問題があり毎課ごとに当たることになる。ということで大学の図書館へ行き、まずは1課分なんとか復習を済ませる。今日は夕方にzoomの会議があるため早めに切り上げ自宅に戻る。
自宅では少しのんびりしてしまったが2課めの復習に手をつけ始める。17時からはzoomの会議があり一旦中断。会議終了後再開し3題を残して予習を終える。残りは明日の朝やろう。
11月6日(金)
朝、ギリシア語入門、2課目の残りの課題を片付ける。時間があったので読みかけの本を何冊か読み、授業に備える。
1限、ギリシア語入門、今回は流音幹の動詞だ。これが結構いやらしく、直接法能動層現在の形が他の時称活用で形がかなり変わる。いくつかのパターンをきちんと覚えていないと動詞の意味を辞書で引くことが難しくなるなぁ。
で、練習問題の解答に入ったが、私は10番目、11人いるので2課目では回ってこないし訳もちゃんとできたと安心していたら、一人予習ができていないと解答をパス、いきなり担当部分が変わり大いに焦る。単語の意味を調べてが今ひとつ意味がわからず困惑するが、接続詞と思っていたのがειμιの直説法能動相2人称単数現在の形だということが分かり文全体の意味も分かった。やれやれ。
授業の中で、講師に流音幹動詞の活用は時間をかけて調べるしかないのかと尋ねたところ、確かにそうだが大体のものはriddel-scott の辞書に載っているとのことで今持っているphilolog.usを使えばいいことが分かった。よし。金曜日の授業は2週連続で休講となるのでこのチャンスを逃さず予習を進めてしまおう。
2限、マケドニア史、墳墓に埋葬されたのはフィリポス2世なのかアレダイオスなのかという話は前回で終わり、今回は新たに発見されたカスタヒルの墳墓の話と、今後の主テーマとなるマケドニアの紀元からギリシアの時代に至るまでの歴史の触りを学んだ。実際に学ぶのは三週間後になる。この間に中間レポートを仕上げてしまおう。
3限、ギリシア・ローマ美術史。今回からローマの美術・建築の話になってきた。ギリシア風の神殿にローマ独特の工夫を加えローマの七つの丘の間の平坦な地に建てられた建造物の数々は圧巻である。
夜になっていくつか今読んでいる本を少しずつ進めた。今週はこれでおしまいかな?
成果?
「ギリシア語入門」132 /175
「歴史(上)ヘロドトス」10/519 再読
「歴史(中)ヘロドトス」106/385
"illiad homer book1" 1/192
"homeric greek" 21/262
「標準ラテン文法 別冊単語集」3/27
「ラテン語練習問題集」 14/166
「ラテン語を読む」84/366
「ギリシャ・ラテン文学」12/435 再読中
「形而上学(上)」5/391
「世界美術大全集 5 古代地中海とローマ」88/452 中断
「ツァラトゥストラはこう言った(上)116/258
「古代ローマ旅行ガイド」118/241
「ギリシア文学散歩」10/386
「よくわかる哲学・思想」20/143
「ギリシア史」5/142 ヘレニズム時代まで
「よくわかる哲学・思想」24/213
「イタリア語練習問題集」14/259
「中級ドイツ文法」 60/327
「古典ギリシア語入門」13/206
「エクスプレス古典ギリシア語」46/175
「独習者のための楽しく学ぶラテン語」38/295
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